 |
大町ダムの役割 |
 |
ダム事業は、国土の安全、水資源開発ならびに、エネルギー開発など、国土の基盤づくりを担っており、国民生活に欠かすことのできない大きな役割を果たしています。大町ダムも、このような役割を果たすために、信濃川水系に設けられたダムの一つです。
信濃川水系は、その源を関東山地の甲武信ヶ岳(2,483m)に発し、千曲川の名で佐久平を流下し、長野市で犀川と合流、善光寺平を流れて新潟県に入り、信濃川と名を変えて、新潟平野に出、日本海に注ぐ、流域面積11,900km²、流路延長367kmのわが国有数の大河川です。
大町ダムは、この信濃川水系の洪水軽減のために、犀川の左支川で日本アルプスの雄峰「槍ヶ岳(3,180m)」に発する高瀬川に設けられた多目的ダムです。
|
 |
洪水から下流の人々の生活を守ります。 |
| |
梅雨や台風のとき、山に降った大雨は、大量の水となって川を流れくだり、まちや農地にあふれ、人々の暮らしをおびやかすことがあります。
大町ダムは北アルプスの山々に降った大雨を巨大なコンクリートの壁(ダム堤体)がしっかりと受け止め、下流の川に流れる水の量を少なくする働きをします。
|
 |
水不足を補います。 |
| |
むかしから、川の水は農業に利用されてきました。また、川の水は適度な量が流れていないときれいな川が保てなくなります。
このように、大雨とは逆に、雨の少ない日照りが続いたときでも、水不足に困ることのないよう、ダムに蓄えられた水を下流の川に送り、田や畑の水として使います。
大町ダムに貯められた水は、下流の水田を潤したり、水不足の時の流水の補給に使われます。渇水が起きた時、ダムより下流、高瀬川が犀川と合流する地点までの約3,000haの地域に対して、洪水期(6月〜9月)最大660万m³、非洪水期(10月〜5月)には最大924万m³の水を利用して、川らしい流れの維持に努めています。
|
 |
電気をおこします。 |
| |
ダムにためられた水が、下流に流れ出る勢いは、非常に大きな力(エネルギー)をもっています。このエネルギーを利用して、電力がつくられています。
ダム貯水池から放流される水は、大町ダムの直下にある大町発電所(最大出力13,000KW)をとおって、電力エネルギーに変換されます。また、大町ダム貯水池を逆調整池とした中ノ沢発電所(最大出力42,000KW)を併せて、合計最大55,000KWの発電ができる能力を備えています。 |
 |
暮らしに水をとどけます。 |
| |
水は私たちの生活に欠かせないものです。
大町ダムにためられた水は下流の家庭用水として使われています。
一般に人々の生活様式の変化にともなって一人当たりの水道使用量は、増大する傾向にあります。大町ダムは、渇水時でも安定して人々の暮らしを支えるため、ダムに貯められた水のうち、最大180万m³の水を利用して、下流の市町村や長野市の水道用水を補給しています。
|
|