建設産業情報



■水循環創造事業(水循環再生型)■
新世代下水道支援事業制度



制度概要
 下水処理水の再利用、雨水の再利用や貯留浸透による流出抑制、親水性のある水辺空間の整備、及び河川事業等との連携・共同事業を行うことにより健全な水循環系の再生を図ります。
下水処理水の再生利用
雨水の再生利用
社会的ニーズに対応する河川事業等との連携事業
雨水貯留浸透事業(公共設置・民間設置への助成)
水辺空間整備
処理水を利用した渇水対策
積雪対策
汚泥を用いた建設資材の活用

【下水処理水の再生利用】
 北陸地域の下水処理場では、処理水のその多くが公共用水域に放流されていますが、下水処理場内での再利用のほか、下記のように公園などのせせらぎ用水や融雪用水のほか運動公園などの散水などとして再利用されています。また、高岡市などでは雨水排除を目的とする下水路に農業用水等を導水し、流雪溝としても利用しています。
【石川県金沢市北部運動公園での散水】 【富山県黒部市のきららの滝】 【富山県新湊市のせせらぎ水路】

【雨水貯留浸透事業】
 都市における内水被害の軽減には、敷地内からの雨水流出の抑制が必要かつ効果的であると思われることから、宅地内や公共施設に雨水浸透桝や雨水貯留タンクの設置を促進するために、施設の設置者に対して助成をしています。貯留タンクに貯めた雨水は庭の水まきなどに利用でき、浸透ますは下水道へ流れ込む雨の量を減らし、雨水流出の抑制が図られ浸水被害を減らすことの一助となります。

【新潟県新潟市の雨水流出抑制事業】


【水辺空間整備】
 都市における貴重な水辺やビオトープを創出するため、下水処理水や雨水の水路などの施設を効果的に活用します。例えば、新潟県新津市では雨水幹線の整備に合わせ、通常の水路を暗渠化し、その上部にせせらぎ水路をつくることにより親水性に富んだうるおいのある環境を創出しています。
【新潟県新津市の雨水幹線を利用したせせらぎ水路】
(せせらぎ水路下の雨水暗渠)



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北陸地方整備局建政部