平成18年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

「山側環状」で金沢の交通が変わった!

平成18年8月30日

 今年4月15日までに全線開通した金沢外環状道路「山側幹線」(金沢市今町〜白山市乾町間26.4km、通称「山側環状」)について、今回、6月下旬から7月上旬にかけて実施した金沢都市圏内の交通量調査の結果をお知らせ致します。
(比較しているデータは、平成17年10月・11月のデータ)

● 市内交通が山側環状へシフト! ※交通量(台)は、7時〜19時迄の12時間交通量

 浅野川を渡河する橋梁毎の交通量(浅野川断面の交通量)は、供用後、9,600台増加
  ・供用前:125,600台 → 供用後:135,200台
 同じく犀川を渡河する橋梁毎の交通量(犀川断面の交通量)は、供用後、6,500台増加
  ・供用前:151,700台 → 供用後:158,200台
 しかし、山側環状(大桑連絡橋)の交通量を除けば、都市内の河川断面の交通量は減少。
  ・浅野川断面 6,400台減少
  ・犀川断面  9,500台減少
 これは、山側環状の役割(都心交通の排除、都心への分散導入、地域間のスムーズな連絡)により、市内の生活道路や一般道から、規格の高い区間を有する山側環状に転換したためと思われ、都市圏内での交通量の減少や渋滞緩和など、スムーズな交通に結びついたものと考えています。
 一方、山側環状では、交通量の増加等による混雑が発生している箇所もあり、対策が必要な箇所も生じています。

● 発表!!! 「交通量の減少率」と「渋滞の緩和」 ベスト3

  1. 交通量の減少率(平日、7〜19時の12時間交通量)
    第1位 (主)金沢鶴来線 (金沢市泉野町6丁目)  約36%(7,600台)減少
    第2位 (一)野田上野町線 (金沢市三口新町)  約34%(2,100台)減少
    第3位 (市)犀川大通り線 (金沢市三口新町4丁目)  約31%(3,200台)減少
  2. 渋滞の緩和状況(平日、朝7〜9時の渋滞の最大長さ及び交差点を通過する時間)
    第1位 国道159号 小坂町交差点 (津幡→市内)  2,200m減少(23分短縮)
    第2位 国道159号 神谷内交差点 (津幡→市内)  1,320m減少(20分短縮)
    第3位 (一)金沢停車場南線 増泉交差点 (泉本町→元車)  1,210m減少(14分短縮)

《別紙》