平成17年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

白山弥陀ヶ原での地震動の観測について

平成17年4月8日
 平成17年4月6日18時19分〜27分にかけて、白山弥陀ヶ原(標高約2,350m)に設置した地震計(強震計)により、最大計測震度1.8、水平及び鉛直方向最大加速度2ガルの地震動を観測しました。現在のところ、伸縮計には大きな変位は見られないことから、地震動による地すべり移動等の影響はないものと考えています。
 この地震計は、白山山頂付近南西部に位置する甚之助谷地すべり防止区域において、地すべり等を監視するために、平成16年10月に設置したもので、今回の観測が設置以来初めての有感地震です。今後はこの地震計を活用して同地すべり防止区域及び土石流の発生しやすい手取川上流域での土砂災害の監視体制を強化していく予定です。

《参考資料》 地震計設置箇所設置状況写真

※強震計は、特に大きな地震動(強震動)を記録できるように設計された地震計で、防災上重要な加速度を観測することができます。