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利常によって築城された小松城は、梯川の蛇行によってつくられた沼地を利用した平城であり、川の水を引き入れた堀の中に8個の島が兵法に従って配置されています。城の面積は、金沢城の倍近い約56万uに及ぶ広大なものです。
城地の約30%を堀が占めておりその様は「小松の浮城」とも呼ばれるたぐい稀な景観を持つ名城でした。