国道8号加賀地区整備計画
第6回検討委員会
平成13年10月10日(水)、加賀市文化会館にて『国道8号加賀地区整備計画 第6回検討委員会』が行われました。この委員会は、これまでの経過を受け、地元住民、沿道商業者の9人を新たに委員に追加しました。委員会には、委員25名、オブザーバー18名と多数の参加者があり、各委員から率直な意見が述べられました。
まちづくり・道づくりについて
- 住んでいる人や商売をしている人などが、自分たちのまちの将来について、自分たちで考え、自分たちで決めて行くことがまちづくりです。
- これまでは、行政が道路を計画した後にまちづくりを行ってきましたが、それに伴う問題点(騒音、環境、交通事故など)が目立つようになってきたため、道づくりとまちづくりを一体的に行うことが必要となってきました。
- しかしながら、そのプロセスは確立しておらず、試行錯誤の段階ですが、すべての人が『ベター』と思えるようなまちづくりになることが大切です。
- 道づくりが完成した後、まちがさびれてしまうという最悪のパターンとならないよう、国道8号沿道のまちづくりについて十分議論する必要があります。
- まちづくりを進めていくためには、関係者の意見などをまとめて具体化するための組織づくり、リーダーシップをとっていく人材の育成が必要です。
現道拡幅・近接バイパス案について
【現道拡幅案に賛成】
- 現道から1〜2mはずれても商売に影響するので、近接バイパス案ではなく現道拡幅案に賛成であり、現道拡幅によるまちづくりを行ってもらいたい。
- 近接バイパス案では、バイパスが壁となり山側からの車の流れが現道へ入りにくくなるので、現道拡幅の方が望ましい。
- 現道拡幅案は、既に一部の区間が都市計画決定されており、沿道商業者は全員一致して、現道拡幅を行っていただきたいと考えています。また、市長あてに「現道拡幅で1日も早い着工を望む」要望書を提出しています。
【近接バイパス案に賛成】
- 近接バイパスと現道との間を面として捉え、観光客を引きつける核をつくってはどうでしょうか。また、近接バイパスに、フラワー道路などを設け、周辺の住民がそこを管理することで、生きがいが持てるようなものにしてもらいたい。
- 近接バイパス案は、現道拡幅よりも事業費が安く、土地の有効利用や、車や人の循環性を考えると近接バイパス案に賛成です。
- 加茂町では、将来的に町にとって望ましい案を聞くアンケートを行い、『近接バイパス案が望ましい』が約60%、『現道拡幅案が望ましい』が約40%という結果となりました。
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