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鳥類
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ウグイス
【Cettia diphone】
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(スズメ目ウグイス科)
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生態情報
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からだの特徴
ホーホケキョと春を告げる、スズメより小さな小鳥です。背中は褐色でいわゆるウグイス色とは違います。おなか側も灰白色で全体的に地味で、鳴き声の割に姿を見つけづらい鳥です。
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すみ場所
日本全国に分布し、あちこちで繁殖していますが、ササ藪がないと繁殖できません。日本では天然林を切り払うと、ササ藪になることが多く、その後ウグイスのさえずりがよくかれます。
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生活のようす
やぶの中を枝移りしながら、葉にとまった昆虫などを食べます。初春にさえずりが低地で聞かれた後、山地や丘陵地に移動し繁殖します。5〜6月に背の低い木やササに、ススキやササの枯葉で球形の巣を作ります。ホトトギスに托卵されることがしばしばあります。
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参考
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ケキョケキョと長く続く声を出すことがあります。これは谷渡りと呼ばれ、周囲を警戒しているときに出す声です。また冬はササ鳴きと呼ばれる声で鳴き、ジャッツジャッツと聞こえます。なお、ウグイス色といいますが、本来はメジロの背中の色を指します。
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