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鳥類
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カワガラス
【Cinclus pallasii】
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(スズメ目カワガラス科) |
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現地撮影 |
生態情報
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からだの特徴
翼をひろげると32cmほどの渓流にすむ鳥です。メスオス同色で、親鳥はほぼ全体が濃い茶色です。幼鳥は翼が黒褐色、全体は淡い茶色でほぼ全体にうろこ模様があり、ミソサザイによく似ていますが、大きさと横しまの有無で区別できます。
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すみ場所
北海道から九州までの全国の山地に普通に分布します。山地の渓流や沢、河川の中〜上流域の石や岩の多い環境が好きです。年間を通じて同じところに生息することが多く、季節による移動はあまりしません。
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生活のようす
1月頃から繁殖期に入り、渓流の岩のすき間や滝の裏側にコケ類を材料にした直径約30cmほどの丸い巣を作ります。食べ物は、おもにカワゲラ、カゲロウの幼虫など川虫
(水生昆虫)や小魚で、餌を捕まえるために、渓流の水中に潜り、飛ぶように水中を泳いだり、川底を歩いたりして餌を探します。
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参考
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渓流を代表する水辺の鳥です。渓流沿いや橋の上から近づくと、ビッ、ビッと鳴きながら飛んでゆく様子がよく観察されます。もし見かけたらじっとして、泳ぐ様子などを観察してみましょう。 |
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