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 また、7月に小赤沢の上流で発生した土石流に対しては、上流にワイヤーセンサーを設置しました。再び土砂が流下した場合、このセンサーが切れて下流のサイレンが鳴るしかけになっています。
 小赤沢の土石流対策としては、苗場砂防堰堤の工事を予定していますが、現在は資材等を運搬するための工事用道路の工事を行っているところです。このため、堰堤の完成までには今しばらく時間を要するため、7月の土石流により上流に堆積している土砂が今年だけでなく来年以降も流下してくるおそれがありますので、このワイヤーセンサーは来年も引き続き設置する予定です。春の雪解けの際など、十分にお気をつけください。
 この周辺は、脆弱な地質のため以前から崩壊しやすい地域で、大正3年には、大規模な土石流が発生し、10名の方が亡くなるなど、土砂災害が発生しやすい地域です。新たな崩壊などを見つけた際には、湯沢砂防工事事務所までご連絡願います。
 
道路を土砂と水が流れ、使用不能になりました。
上流に設置したワイヤーセンサー
道路を土砂と水が流れ、使用不能になりました。
下流の集落を対象に設置したサイレン(自動的に鳴ります)
道路を土砂と水が流れ、使用不能になりました。
工事用道路の現場に設置したサイレン