もどる トピックス つぎへ

報告
お母さん達と一緒に身近な砂防を考えます!(報告)
  10月26日(土)に塩沢町の登川河川公園で、塩沢町立上関小学校と石打小学校のお母さんを対象に「身近かな砂防を考える会」を開催しました。
 まず、霧が立ちこめる中、参加者は登川の砂防施設を間近に見学し、落下する水の音や振動を体験しました。また、「堰堤は土砂が貯まってから本来の機能を発揮するのであって、堰堤が満砂したら無駄になるものではない。そして、魚の遡上を妨げないよう魚道をつくり、本当に魚が利用しているか水中カメラを魚道の中に入れて魚の動きを観察している」などを栗原所長から説明しました。

 参加したお母さんからは、「人も魚も守る設計で感心した。」「初めて来た。いろいろ考えてつくっているんだなと思った。」という感想をいただきました。

 このあと、お子さん達と一緒にバスのペインティングに取り組みました。 バスの車体の右側は「森(上流)」、左側は「川(下流)」をテーマにみんなが思っ ているイメージやメッセージを絵に描いてもらいました。また、バスの後ろの部分に は 子供達の手形により「虹」を描きました。

 最後に、お母さん方との意見交換を行い、以下のような意見が寄せられました。

1.公共事業に対するイメージ
  ○「どちらかといえば肯定的」を含め8割が「肯定的」
 
  • 住みやすく安心して暮らせるためのものである。
  • 災害から身を守るため砂防は必要。
  • 身近かな公共事業は、下水道事業。
  • この公園には夏、水遊びやバーベキューに来ているが、整備はありがたい。
  ○2割の方は「肯定・否定が半々」もしくは「否定的」
 
  • いつどこで誰が決めているのかが不透明。
  • 情報が届いていない(道路工事など)
  • 大企業、談合、圧力といった暗いイメージがつきまとう。
2.公共事業に対するイメージをよくするためには
 
  • 高速道路の地下トンネルの見学に参加した話を聞いたが、主婦に絞った催しや見学会を増やし、対話をする。
  • 工事現場の柵に絵が描かれているのはとてもいい。
  • 無駄(な工事)をなくす努力を積み重ねる。
3.子供達に残してあげたい公共事業とは
 
  • 美しい豊かな自然と調和する事業。
  • 子供が安心して自然と触れあえ楽しめるような施設。 

なお、このバスは、1年間南魚沼郡内を走り回る予定です。

つづき