波間川ダムの上流域には古い時代の火山噴出物で広く覆われています。火山噴出物は雨によって崩れやすく、至るところで崩壊が発生しているため、多くの土砂が波間川ダムに流れ込んでしまいます。この浅草第1号砂防堰堤は、波間川ダムに土砂や流木が流れ込まないように食い止める役割を担っています。
砂防堰堤は上流からの有害な土砂を食い止めることが主な目的ですが、完全に土砂の流れを止めてしまうことは自然のサイクルを壊すことになります。この堰堤では、平常時には土砂が下流に移動できるようにスリット(隙間)が設けられています。もちろん、出水時に一気に押し寄せてくる土砂に対しては確実に食い止めるように設計されています。
竣工年 | 高さ H | 長さ L | 型式 |
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平成12年 | 8.0m | 65.0m | 重力式鋼製スリット型 |