トピックス  

土砂災害対策緊急支援チームによる平成16年新潟県中越地震
の被災地域の土砂災害危険箇所等の点検結果について

1.点検結果の概要

 新潟県知事の要請に基づき実施した土砂災害対策緊急支援チームによる地すべり等土砂災害危険箇所等の点検結果の報告を、11月1日に新潟県に提出する。点検をした箇所数は、現地に立ち入り可能な1469箇所である。このうち、緊急的な対策が必要な箇所は、112箇所であった
 

2.土砂災害対策緊急支援チーム

 国土交通省、土木研究所、県、砂防ボランティア等から編成
 

3.点検活動期間

 平成16年10月27日〜31日の5日間
 

4.新潟県への報告

日  時: 平成16年11月1日 13時
場  所: 新潟県庁
報告者: 杉浦 信男 土砂災害対策緊急支援チーム現地本部長(国土交通省国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター長)
 

4.点検対象

震度5弱以上が発生した地域において、地すべりや山腹崩壊が多数発生している小千谷市、山古志村等17市町村
 

5.調査体制

10月27日〜31日の計5日間で延べ508名が点検を実施。
27日  1班  12名
28日 24班 115名
29日 27班 122名
30日 29班 131名
31日 29班 128名
 

6.点検結果

@現地に立ち入り可能な1469箇所を点検した。また、残り711箇所は、立ち入りが可能な状況になりしだい点検を行う予定。
A結果は、以下のとおり
・危険度特A(小規模な河道閉塞が生じているもの) 6箇所
・危険度A(危険度大であり、ただちに緊急措置を必要とするもの) 106箇所
・危険度B(危険度中であり、緊急性が低いもの)  272箇所
・危険度C(危険度小であり、現時点では異常が認められないもの) 1085箇所
※今回発見された河道閉塞は土石流危険渓流内の小規模なものである。
 
 

7.今後の対応

 この点検結果を参考に、県、市町村等は土砂災害に対する警戒避難や各種緊急対策を行うこととなる。
 
支援チームの活動報告。