当該技術者は、JR羽越本線と交差する荒川跨線橋の下部工(橋台、橋脚)及び一般部の盛土工を主工種とする本工事において、新技術である「ロックスカット工法」での施工や、き電用の送電線(6,600V)への接近を避けるため独自に電線建築限界範囲を明示する等の工夫により、JR施設に影響を与えることなく工事を施工した。
また、施工効率を上げるための種々の取り組みや間伐材使用の立ち入り防止柵等、コスト縮減やリサイクルに積極的に取り組むとともに、土砂運搬経路のハザードマップを作成し運転手の交通安全に対する意識の向上を図る等、安全衛生対策にも努力した。
以上のように、冬期間の厳しい条件下の中、優れた手腕と指導力をもって責務を果たし、無事故で工事を完成させた。