本工事は、一般国道113号荒川道路のうちJR羽越本線と交差する荒川跨線橋の下部工(橋台、橋脚)及び一般部の盛土工を主工種とする道路改良工事である。
工事の施工にあたり、JR営業線の近接工事であること及び上空には支障となるき電用の送電線があるため、工事による影響が発生しないように施工する必要があったが、新技術である「ロックスカット工法」での施工等により、JR施設に影響を与えることなく施工した。また、盛土工については土砂運搬経路にスクールゾーンや歩道が設置されていない狭隘な箇所が多く、運転には細心の注意を払う必要が あったが、運搬経路におけるハザードマップの作成等により、運転手の安全に対する意識高揚に努めた。更に施工中におけるJR及び地元調整にトラブルも無く、十分な事前調査と綿密な施工計画のもと良質な施工を行い、無事故で工事を完成させた。