
利賀ダムの工事用道路は、南砺市利賀村栃原地先(国道156号)を起点とし、利賀村利賀地先(利賀行政センター)までの延長L=9.3kmの新設道路で、ダム完成後は国道471号のバイパスとして供用されます。
この工事用道路は、全長9.3kmの内、約66%をトンネルが占めており、トンネルのコスト縮減を図ることができれば、ダム事業全体のコスト縮減に結びつき、利賀ダムの早期完成に繋がることになります。
このため、学識経験者のご指導を頂き、工事用道路トンネルとしての品質を確保しつつ、山岳トンネルの既存の設計・施工法を踏まえ、最新の知見と新たな技術の採用などトンネルの合理的な設計・施工による工事コストの縮減を図ることを目的としています。【詳しくはこちら】
工事用道路のトンネル掘削に伴って発生した岩を、ダム本体工事に向けて、コンクリート骨材として再利用する予定です。
現在掘削された岩は、骨材として使用できるようにふるいに掛けられ、事業用地内にストックされています。
豆谷地区の橋梁下部工事では、自然環境に配慮した「竹割り型構造物掘削工法」を採用し、その規模は、全国でも最大級です。