
工事用道路トンネルは延長が長く、硬岩地山の比率が大きいので、道路トンネル技術基準にある標準支保構造の枠を超え、新技術を導入してコスト縮減を目指 すために、過去の実績と今回検討における検証結果を踏まえ、標準支保構造の仕様を変更し、上記の新しい支保構造を採用した。
掘削工法の変更によるトンネル施工の効率化
B、CⅠ | 補助ベンチ付全断面 | 全断面 |
CⅡ | 補助ベンチ付全断面 | 同左(変更なし) |
DⅠ、DⅡ | 上部半断面 | 補助ベンチ付全断面 |
発破の方法の変更や発破精度の向上(① ②)、使用機械の大型化(③ ④ ⑤)が必要
施工時の地質情報事前把握と対応策、安全管理と品質確保体制が重要
トンネル施工費の11%を削減(約20億円程度と試算)
従来の平均1.4倍のスピードで施工