「土砂災害に対する全国統一防災訓練」に
立山砂防事務所が参加しました



  平成19年5月30日(水)、富山県主催による「土砂災害に対する全国統一防災訓練」が南砺市下梨地区で実施されました。同訓練は、北陸地方に台風が接近し大雨洪水警報が発令されるとともに、南砺市下梨地区の警戒・避難基準を越える豪雨により、土砂災害が発生したことを想定して実施されました。実働訓練(避難訓練)では、地域住民や平小学校児童・平みどり保育園園児の皆さん、富山県、南砺市、消防署と共に立山砂防事務所など、約200名が災害訓練に取り組みました。
  訓練では、南砺市が南砺市平行政センターに現地災害対策本部を設置し、避難勧告の発令や参加者の避難などが実施されました。

  立山砂防事務所では、「土石流体感3Dシアター」の実演を行い、近年発生した土石流の映像や砂防えん堤の効果に関する映像などを見てもらい、避難訓練に参加した約60名の皆さんに、土砂災害の恐ろしさと防災意識の高揚を図りました。映像上映後には、「土石流の映像が恐ろしかった」などの意見が聞かれました。

  なお、「土砂災害に対する全国統一防災訓練」は昨年の立山町芦峅寺地区に続いて行われたもので、土砂災害に対する警戒避難体制の整備を目的として情報伝達訓練や避難訓練を実施するものであり、あわせて地域住民に訓練を通して土砂災害に対する意識の高揚を図るものです。

避難所に集まった参加者の皆さん
避難所に集まった参加者の皆さん
多くの皆さんに「土石流体感3Dシアター」を見学してもらいました
多くの皆さんに「土石流体感3Dシアター」を
見学してもらいました