「常願寺川水辺の楽校」開校式開催
平成19年7月6日(金)、富山市・立山町・立山砂防事務所・人・川ふれあい連絡会主催による「常願寺川水辺の楽校」開校式を本宮砂防えん堤左岸で開催し、関係者、近隣小学校(富山市立小見小学校、立山町立立山芦峅小学校)の児童、地元住民の皆さんなど約150名が出席し開校を祝いました。
開校式は、竣工記念式典と開校式の2部形式で進められ、最初行われた記念式典では、森雅志富山市長、舟橋貴之立山町長、酒谷幸彦立山砂防事務所長の式辞・挨拶、立山砂防事務所からの事業報告の後、事前に募集した常願寺川水辺の楽校フィールドの愛称が「きらきら広場」に決定、愛称を考えてくれた小見小学校児童に記念品の授与がされました。
記念式典の最後には、地元に馴染みの深いコナラやクルミ、ヤマボウシなど計10種40本の記念植樹を行いました。

記念式典の様子 |

大人、子供が力を合わせての記念植樹 |
引き続き行われた開校式は、常願寺川水辺の楽校活動支援を目的に設立された「人・川ふれあい連絡会」の主催で場所を親水護岸に移して行われました。まず最初に、校長先生に任命された元富山大学教育学部教授の長井真隆先生より「常願寺川水辺の楽校の意義や楽しみ方」などについてお話いただきました。
カジカの放流は魚道としての機能ももつ「せせらぎ水路」で行われ、200匹のカジカが子供達により放流されました。
開校式の最後は、常願寺川で普段行っている流量観測について、実際の観測作業を見てもらいながら流量観測の目的や方法について学習しました。その後、学習の成果を試す目的で、川の流れを見極めて各自がコース選定し、事前に準備してきたアヒル(オモチャ)を流してレースを楽しみました。
流れの緩急、石にぶつかったりと児童達は大きな歓声を上げながら声援を送っていました。
この外にも当日会場には、防災バルーンカメラの実演や地震体験装置もあり、多くの方々が体験していました。

長井校長による授業風景 |

流量調査を見学 |

カジカの放流 |

川を流れ下るアヒル(オモチャ) |

防災バルーンカメラの実演 |

児童による防災バルーンカメラ操作体験 |

記念植樹の後に記念撮影 |
常願寺川水辺の楽校は、本宮砂防えん堤(登録有形文化財)を中心に、子供たちに身近にある河川を遊びや自然を体験する場として整備し、常願寺川の砂防事業、自然、文化、歴史等を学んでもらうため拠点整備を実施したものです。
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