千秋が原
千秋が原 米百俵の群像・これだけの人数の群像は珍しい。
ハイブ長岡の前にある。

 新潟平野に入る信濃川は、長生橋と蔵王橋との間は800mから1,500mほどに広がる。第二次大戦後、左岸に築いた新しい堤防の完成によって、旧堤防との間にできたのが廃川敷処分地。開発に夢を託す人々はここを「千秋が原」と名づけた。利用地の南側に大手大橋、北側に国道8号が通る長岡大橋が架かり、国・県・市による開発は着々とすすんでいる。
 新しい堤防には「桜づつみ」と呼ばれる桜の名所が誕生し苗木が植樹された。またその近くには、各種展示会や国際的なイベント、会議が催されるハイブ長岡がある。ほかには、花々で飾られて夜は幻想的なふんい気をかもしだす噴水広場、野外音楽堂のある音広場、美しいケヤキ並木と歩道、夜の散歩道を照らすガス灯、並木通りをはさんで建てられている県立近代美術館などがある。その南には「ふるさとの森」にふさわしい広場もある。「花の広場」は色とりどりの季節の花が咲きそろう。「緑の広場」は目にしみる鮮やかな芝生を敷きつめている。
 新名所が続々と誕生する千秋カ原には、長岡造形大学の建設、長岡赤十字病院の移転などが計画され、長岡の新しい顔として将来が期待される。計画が完了すれば中越地方の産業、文化の基地となり、人々がうるおう憩いの場となる。わずかな耕地とそれを囲む雑木林や草原が跡片もなく生まれ変わる河川敷の高度利用は、千秋カ原のほかに例をみない。

千秋が原

構内のメインストリート・並木と外燈がよく似合っている。

千秋が原

桜づつみの完成予想図