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経験者採用試験からの採用者へのインタビュー

PROFILE

山﨑 浩気令和3年度採用(土木)
所属:富山河川国道事務所
略歴:大学 工学研究科博士課程 修了
研究機関、土木コンサル会社を経て、令和3年4月に北陸地方整備局に採用
富山河川国道事務所調査第二課 道路調査係長に配属
産官学の異なる立場で社会人生活を送ってきました。その経験で培った知識や幅広い視野を活用して、生まれ育った北陸地方の国土整備に携わる業務へと貢献して公益性の高い持続可能な社会を住民等と協働で作っていきたい、と考えて入省を希望しました。
細川 哲令和3年度採用(電気)
所属:信濃川河川事務所
略歴:高専 電気電子システム工学専攻科 卒業
道路維持管理会社、大学職員を経て令和3年4月に北陸地方整備局に採用
信濃川河川事務所防災情報課 防災情報係長に配属
前職で道路に関連する電気設備の維持管理等を通じて、もっと大きなフィールドで地域域貢献の高い仕事に就きたいと考えていました。その中で、道路や河川の安全安心を支えている国土交通省北陸地方整備局に入省を希望しました。
QUESTION前職ではどのような仕事に携わっていましたか?
関西地方の土木コンサルタント会社で、主に交通データの大規模処理・交通計画への有効活用について取り組んでいました。決められた期間の中で実務課題への一定の分析成果を出し続ける必要のある立場を経験したことは、問題の全体像の迅速な把握や、解析方針や最終アウトプットをなるべく早く相手にイメージしてもらえるよう努めることに繋がっています。
幼少期を過ごした北陸地方整備局へとUターン転職してみて、少し車を運転するだけで自然豊かな山地/河川に囲まれている環境を再実感する毎日ですが、それらを多く抱える北陸地方での業務は、経験してきた都市部でのマネジメント課題とはまた異なる視点で考えることが必要であり、地域の実情にあわせた柔軟な業務対応を今後も心掛けていきたいと考えています。
QUESTION国家公務員(北陸地方整備局)を志望したきっかけや理由、また試験に向けてどのような準備をしましたか?
愛着ある北陸地方で国土整備に携わり、これまでの社会人経験を活かしつつ規模の大きな仕事がしたいと考えて、国家公務員を志望するという選択をしました。
試験に向けては、人事院の「採用情報NAVI」を確認して受験を決断した4月中旬から週末や空き時間などを活用して徐々に対策を行いました。特に、小論文試験では十年程度の業務経験を北陸地方が抱える国土特性へとどのように活用できるか、住みよい社会を目指すための重点政策を書き出すなど、限られた文字数で客観的な説明表現で整理する準備を重ねました。
2回臨んだ面接では、社会人経験者に求められる多様な視点、保持するスキルなどについてアピールできる点を考え、印象に残った業務経験説明について事前準備を行いました。
QUESTION現在携わっている業務について教えてください。
現在は、道路ネットワークの課題を解決するための手段として交通データ等を活用した道路調査事業などを進めています。道路は、社会インフラとして不可欠であり、単純な施設同士の連結に加えて、近年激甚化しつつある災害に対して強靱な道路ネットワーク整備を進めるうえで、他部署/事業者との連携が欠かせないと実感しています。また、過度に自家用車に依存しないよう公共交通のサービスレベルについても関連事業者との連携を図っています。道路を管理する富山市ではライトレールの南北接続・地鉄の高架化/延伸などによって、コンパクトシティへのパラダイムシフトが図られて、まちなかにおいて車を使わずとも生活できるくらし実現が進められています。一方で、郊外部における交通量は物流を始めとした社会活動の影響から現在も横ばい傾向が続いており、交通事故や渋滞による社会的損失がおおきな課題となっていることから、ひきつづき住みよい社会の実現に向けて業務にあたる所存です。
QUESTION国家公務員(北陸地方整備局)になって良かったことや、魅力を教えてください。
少子高齢化や土木業界の働き手不足などに対して、社会インフラ整備でもICT等を用いた賢く効率的な運用・維持管理が求められていて、新たな技術を用いて行う業務を率先してマネジメントする機会があり、過去の業務経験が活きています。技術的進歩を踏まえて、よりよい社会を効率的に目指すのは非常にやりがいがあり、インフラなどが形に残る仕事に携わる国家公務員として、将来世代に渡す国土整備をしっかり担っていきます。
職場の雰囲気についても、周囲の皆さんも業務担当地域のことを幅広く勉強していることで、業務で迷った事項等が出てきた場合分からない部分を聞けるカルチャーがあることが助かっています。もちろん大変な面もありますが、どのような経験でも工夫することで、仕事に活かすことが出来ると思うので、同じような業務経験を持った人たちにも北陸地方整備局の仕事に興味を持ってもらいたいですね。
QUESTION前職ではどのような仕事に携わっていましたか?
高速道路の電気設備や通信設備を中心とした道路建設事業や維持管理業務に従事し、照明設備や、受変電設備の点検業務や発注者側の施工管理員の立場として工事発注に必要な公告資料の作成における補助的な業務や、工事受注業者との打合せ等を通じて工事工程や安全管理及び品質管理を行っていました。
前職で一番印象に残っていることは、平成19年7月に発生した新潟県中越沖地震の復旧工事です。その際、道路パトロールで巡回したところ、車両が通れない段差が道路の各所で起こっている現実を間近で見て衝撃を受けたことを覚えています。そこから道路を復旧させて一般車両が再び通れるところを現場で見たときはとても充実した気持ちになりました。
QUESTION国家公務員(北陸地方整備局)を志望したきっかけや理由、また試験に向けてどのような準備をしましたか?
国家公務員を志望したきっかけについては、前職でのインフラの維持管理業務を通じてたくさんの人が利用する社会貢献度の高い仕事に興味を持っていました。一度、インフラの維持管理を離れ別の業種に就きましたが、やはり自分が一番地域に貢献できることはいままで培ってきたインフラの維持管理業務に携わることだと思い、国土交通省北陸地方整備局を志望しました。
試験については、小論文と面接だったため、小論文では、将来的に社会インフラの維持管理を通じて地域に住む住民の方々が安心して生活を送れるように基盤を整備していきたいということを念頭に意識しながら作成しました。面接については、地位貢献の高い公共事業に従事したいという気持ちを面接官に誠心誠意伝えられるように自分が採用されたことイメージして想像して試験に臨みました。
QUESTION現在携わっている業務について教えてください。
現在は、信濃川河川事務所で管内の電気通信設備の維持管理計画やそれに伴う予算管理業務に従事しています。配属先を地元にしていただいたこともあって施設や地名等の地理的な所はスムーズに覚えることができたのですが、多重無線や光伝送設備など、前職では携わらなかった電気通信設備の弱電系や情報系といった幅広い知識が求められます。また、電気通信設備は土木構造物等と比較して機器の寿命が短く、特に通信系の分野においては新しい仕様の設備や方式が次々に開発されています。これらの新しい技術や設備を積極的に導入、その効果を検証し、人々の暮らしが便利になることにより安全安心な地域社会の発展に貢献できるという気持ちで日々業務に邁進しています。
QUESTION国家公務員(北陸地方整備局)になって良かったことや、魅力を教えてください。
北陸地方整備局管内のみならず各地において様々な河川や道路の維持管理に問題があり、その中でも一番効果的な場所や工法を選定する等トータルマネージメント能力が求められます。また、近年の災害発生状況に伴い地域住民からの要望や要求はますます高度かつ多岐に渡っていると感じています。それだけに業務を通じて完成した施設や整備された設備は地域への貢献を担うものだと思っています。どちらかといえば縁の下の力持ち的な目立たない部分ではありますが、基盤をしっかりと整備することが何事においても重要であり、住民の安全安心な暮らしを守るための一端を担える使命感を持ちながら業務に邁進できることが魅力だと考えています。
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