北アルプスの情報










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塩の道
 かつての糸魚川から松本まで30里、約120kmにわたって、日本海でつくられた塩を運ぶ街道がありました。千国に番所が置かれていたために千国街道と呼ばれた「塩のみち」です。塩は松本藩の塩留番所のあった塩尻まで運ばれました。この街道は、牛や馬の背に生活物資を乗せて往来する牛方や馬子、編み笠に背負子の歩荷(ポッカ)が大半だったといいます。運ばれる物資のなかでも山国にとって貴重だったのが塩でした。かつての街道沿いには、道中の安全を祈願した馬頭観音がいまも残ります。
 街道の面影を残したハイキングのコースもあり、大町市では、旅姿の歩荷(ポッカ)や旅芸人の衣装の人達と一緒に歩く「塩の道まつり」も行われています。







白馬大雪渓
 幅100m、長さ3500m、標高差600mという日本一のスケールを誇る大雪渓で、シラネアオイ、キヌガサソウなどが見られます。雪渓登山は本格的な装備が必要ですが、雪渓の入口までならスニーカーで大丈夫です。

高瀬渓谷
 紅葉の景勝地として有名です。槍ヶ岳を源流とする水俣川が合流する高瀬川は、上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムと三つのダムが続いており、七倉ダムの下流には葛温泉の宿が点在し、野猿の遊ぶ姿も見られます。
ヒスイ峡
 古くからヒスイの故郷として知られ、ヒスイ峡(硬玉産地)は国の天然記念物に指定されています。その歴史は縄文時代にまでさかのぼり、三種の神器の一つ「ヒスイの勾玉」の生産地、ヒスイ文化の発祥地として知られます。

栂池自然公園
 乗鞍岳の山腹に広がる日本有数の高山湿原群で、白馬三山、白馬大池などをはじめとして高山植物、湿原植物が四季を通じて楽しめます。




 松本砂防事務所をとりまく豊かで貴重な自然環境。それはまた、管内の人々にとって重要な産業である観光事業の柱でもあります。この観光資源を守っていくのも松本砂防事務所の大切な仕事です。

河童橋
 上高地を代表する景勝地で、橋の上から見る梓川と穂高連峰、明神岳の眺めの妙が素晴らしい。はじめて橋がかけられたのは、明治25年ごろといわれています。
野麦峠
 山本茂美の「ああ野麦峠」で有名な野麦峠は、明治の初期、飛騨の少女たちが諏訪の製糸工場へと越えていった峠道です。くま笹のおい繁る旧道はハイキングコースになっています。

姫川温泉
 長野県と新潟県の県境にあり、日本百渓谷の一つに数えられる姫川の流れに沿って点在します。糸魚川に近いので、信州の山の幸、日本海の海の幸も味わえる温泉です。

松川河川公園
 川底が見えるほど、透明な水の流れる松川。近くには白馬三山が力強くそびえ、白馬大橋のたもとには石彫公園のふれあいの杜や倉下の湯があります。

ライチョウ
 標高2400m以上の高山に棲む特別天然記念物です。ハイマツの藪やお花畑にいますが、朝、夕に草原に出てくることがあります。世界では局北部に分布、日本が繁殖の南限です。夏、秋、冬と羽色が違い、冬はほぼ全身、真っ白になります。

日本カモシカ
 シカの名前がついていますがウシ科の特別天然記念物です。人間には近づけないような断崖絶壁でも平気、身軽に飛び移っていきます。積もった雪を胸でラッセルしながら走る姿も迫力があります。

ツクモ草
 日本の固有種で、礫地に点在するようにして生えています。全身に長く軟らかい毛を生やしていて、黄色い花びらのようなガクをつけます。絶滅危惧種。
イワナ
 日本にひろく分布する淡水魚。谷川の岩場に多く棲むことが名称の由来とされています。梓川、高瀬川、姫川などでも上流域で見ることができます。秋、小さな支流で産卵し、翌春稚魚となります。
ウルップ草
 日本アルプスの白馬岳、八ヶ岳と北海道の礼文島だけに生育している絶滅危惧種です。草名は発見地のウルップ島(千島列島)に由来しています。北アルプスで花を見るには、夏期では盛りを過ぎているので、梅雨明け頃が最適です。

















 近代登山のはじまり以来、上高地の素晴らしい景観を求めて訪れる登山者、観光客の数は年々増え続けています。それに伴って上高地に入るための道路整備も続けられてきました。大正13年には釜トンネルが開通、昭和10年には河童橋まで乗合バスが入れるようになりました。近年の登山ブームは、上高地を訪れる人々をさらに著しく増大させています。こうした中で、上高地の自然を排気ガスやゴミ問題等から守り、交通渋滞を解消することを目的に、マイカーへの交通規制が行われています。
 国道158号の上高地への入口から先は袋小路となっているため、道路が寸断されると孤立を招きます。近年でも平成11年9月15日に釜トンネル出口付近の土砂崩壊で観光客約1,300人、バス約30台が上高地に取り残された例があります。
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