アルプスSABO NEWS

Date:
2010/12/03
地質巡検を実施しました。
  11月18日(木)、信州大学農学部名誉教授の北澤先生を講師にお迎えし、松本砂防管内の姫川流域浦川(長野県小谷村)において地質巡検を実施しました。
 専門家の実地研修を受ける貴重な機会であるため、近隣の国交省事務所、長野県、小谷村からも参加を募り、総勢30名が参加して行われました。

 巡検は北澤先生の全体講義からはじまり、浦川を下流から上流までの数カ所を歩きながら行われました。河床に下りて岩検ハンマーで鉱物を破砕してルーペで見たり、クリノメーターの使い方の指導を受けたりと、文字通り手足をフルに使っての研修が行われました。 特に浦川上流の金山沢では、パイライト(黄鉄鉱)を実際に目の当たりにすることができました。浦川流域が熱水変成を受けて生成された地質特性を持った流域であることがあらためてわかりました。
 現場は寒くもありましたが、晴天のもと、有意義に巡検を終えることができました。
北澤先生の講義
巡検の様子
クリノメーターで走向をチェック
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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