アルプスＳＡＢＯ　ＮＥＷＳ

　今年も１１月１５日に上高地閉山祭が河童橋の袂で行われました。

　閉山式が行われたこの日の上高地の天候は曇りでしたが、ところどころに前の週に降った雪も残っていました。閉山祭には山小屋や旅館などの関係者と観光客約２００名の方々が参加しました。閉山式ではまず、山の恵みと冬山登山の安全を祈願する神事が行われ、その後、河童橋の上で御神酒の鏡割りもありました。
　閉山祭実行委員長の田川和夫さん（上高地旅館組合長）は挨拶の中で、「今年は大きな事故もなく、多くの方々が上高地を訪れて頂いた。来年もたくさんの方に足を運んでもらいたい」と述べられました。
　松本市安曇支所によれば、今シーズンの上高地を訪れた観光客は昨年に比べて約１０万人増加したとのこと。来年はもっと良い年であることを期待したいと思います。
　閉山祭中にはみぞれ交じりの小雨が降っていましたが、その後は雪になりました。上高地は春まで長い冬の眠りに入りましたが、上高地での砂防工事は冬の間も行われます。工事に携わる方々には冬山であるという意識を持って、安全にはくれぐれも気をつけて頂きたいと思います。