アルプスSABO NEWS

Date:
2010/10/14
【地域の話題】上高地で穂高神社奥宮例祭が執り行われました。!
 穂高神社の奥宮は上高地の明神池の畔にあります。
 この穂高神社奥宮例祭が、秋の晴天の下、氏子や関係者、そして大勢の観光客や登山者が見守る中、10月8日、厳かに執り行われました。例祭ではまず、山の安全等を祈願する神事が行われ、二人の御子による神楽の奉納、続いて「お船神事」と続きました。
 「お船神事」とは、明神池に2艘の舟を浮かべ、その舟に宮司らが乗り込んで雅楽を演奏しながらゆっくりと池を1周するものです。穂高神社の「穂高御神」(山に祭られてはいますが、元々は海の神様です)に感謝するものとして昭和26年から行われているそうです。昨年の例祭は台風のために行われませんでしたので、「お船神事」は2年ぶりのことです。今年の上高地の紅葉は例年に比べて少し遅れているようですが、少し色付き始めたカラマツなどやそびえ立つ明神岳を背景にして2艘の舟は厳かに池を巡っていました。
 今年の例祭では、「信州安曇野穂高太鼓」が初めて奉納されました。奉納太鼓に参加した安曇野市の子供たちも見事なバチさばきを見せてくれました。
 この例祭の後には、引き続いて「日本アルプス遭難者慰霊祭」も執り行われ、多くのご遺族や関係者が参列されていました。
穂高神社奥宮例祭の様子
奉納太鼓
明神池で行われた「お船神事」
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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