アルプスSABO NEWS

Date:
2010/09/02
【地域の話題】日本ジオパーク糸魚川大会が開催されました!
 8月22日(日)糸魚川市において、日本のジオパークの充実・普及に向けた情報交換と、ジオパークをキーワードに新たな地域づくりについて考える「日本ジオパーク糸魚川大会」が開催されました。

 ジオパークは地球活動の遺産を主な見どころとする自然の中の公園で、日本では昨年8月に洞爺湖有珠山、島原半島とともに糸魚川が日本初の「世界ジオパーク」に認定されました。また、国内における「日本ジオパーク」は現在11地域となっており、さらに全国的に広がりをみせています。

 大会は、奴奈川姫を歌う会による荘厳で神秘的な合唱「翡翠(ひすい)に耳を澄ませば」で始まり、姉妹ジオパークである香港からの基調講演や、子ども学迎員による意見発表、そして金八先生で有名な武田鉄矢氏をコーディネーターに迎えたパネルディスカッション、糸魚川市在住の津軽三味線奏者 高橋竹山さんによる「糸魚川ジオパーク音頭」の記念演奏など、とても盛りだくさんの内容で盛会のうちに終了しました。
 大会では各ジオパークともに、貴重な地質遺産を教育・研究だけでなく地域振興に役立てようという共通の思いが感じられました。また、会場前では市内各飲食店が工夫を凝らした「ジオ丼」のミニ版も販売され、飲食の面からもジオパークを盛り上げようという意気込みを感じました。

 翌23日(月)は、大地の歴史コースと海の文化道コースと2つに分かれてジオサイト見学会が行われ、大地の歴史コースでは小滝学習護岸とヒスイ峡や明星山、日本のスイスと呼ばれる高浪の池などを見学しました。

 ところで、糸魚川ジオパークには24のジオサイト(みどころ)があり、そのうちの2箇所で松本砂防事務所が事業を行っています。ご存じですか?
 
子供学芸委員による意見発表
小滝学習護岸とヒスイ峡を見学
小滝で採水した「ひすいウォーター」
と地層を模した「ミニジオカップ」
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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