アルプスSABO NEWS

Date:
2010/08/24
第37回松本行政懇話会を開催しました。
 8月18日(水)松本市安曇の上高地内において第37回松本行政懇話会を開催しました。
この会議は、松本市内に事務所等を有する国の出先機関が集まり、各機関の行政概要や時の話題について紹介することにより松本地域の行政に役立てることを目的として定期的に行われているものです。
 この日は、当事務所の上高地防災情報管理センターにおいて、事務所長が当事務所の事業概要や管内でおこった過去の災害などにについて紹介し、砂防事業の必要性について説明いたしました。また、今年の7月から8月にかけて上高地内の上々堀沢で発生した土石流の映像を紹介すると、参加された方々はその映像に見入り、当事務所が実施している底面水抜きスクリーン堰堤や牛枠鋼設置等の試験施工の説明を興味深そうに聞いておられました。

 センターでの説明の後、土石流の映像を紹介した上々堀沢へ移動し現地視察を行いました。実際に土石流が発生した場所に立ち、現場の迫力を肌で感じた参加者の皆さんからは「すごい」という言葉が聞かれ、試験施工について質問される方もおられるなど砂防事業について理解を深めて頂けた様子でした。その後、平成14年9月に文化庁より登録有形文化財として登録を受けている釜ヶ渕堰堤の視察を行い、その歴史的価値や被災箇所の復旧等の説明を熱心に聞いていただきました。
 
松本砂防・事業概要の説明
底面スクリーン堰堤
釜ヶ渕堰堤の説明
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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