アルプスＳＡＢＯ　ＮＥＷＳ

　平成２２年５月１９日（水）午後、姫川監督官工区において今年度最初となる５月の工事安全パトロールを実施しました。パトロールには施工関係５社の現場代理人など７名、事務所から姫川監督官他４名が参加し、また、上越労働基準監督署から上石地方産業安全専門官にもご参加を頂き、労働災害防止の専門の立場から現場を確認して頂きました。

　パトロール実施箇所は、新潟県糸魚川市で施工中の大所川左岸山腹工及びえん堤補強工事、姫川水系葛葉山腹工法面工工事、葛葉山腹工法面工工事、葛葉下流山腹工法面工工事の４箇所で、参加者それぞれが安全体制・保安標識・保安設備・仮設物等の点検項目が記載された点検表に基づいて現場を確認しました。

　パトロール実施後、姫川監督官詰所において反省会が行われ、親綱の交差や取付設備の点検についての改善意見、良かった点として各現場とも整理整頓されている事などの意見が出されました。

　上石専門官からは、各現場ともリスクアセスメントが導入されているが実効性のある対策が必要、法面作業では緊急時における作業員の搬出などの手段を講じておく必要があること、南向きの斜面は日陰もなく今後熱中症の対策も重要となることなどについてご指摘いただきました。

　なお、今回の安全パトロールには事務所から工務課長と用地課長も参加し、今後も事務所一丸となって工事現場における労働災害の防止に努めて行きたいと思います。