アルプスSABO NEWS

Date:
2010/01/06
“新年を迎えて”本年もよろしくお願い申し上げます
  新年あけましておめでとうございます。
本年も松本砂防事務所の事業執行に対しまして、多大なるご理解、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
  昨年は、7月の中国・九州北部豪雨、8月の台風9号および駿河湾を震源とする地震、10月の台風18号の襲来等々各地で土砂崩壊や土石流、地すべりなどの自然災害が発生しました。幸い、当事務所管内では大きな被災はありませんでしたが、昨今の気候の激甚化等により災害発生のポテンシャルが従前にも増して大きくなっているように感じます。
  当事務所管内は、日本列島を南北に縦断する断層群「糸魚川−静岡線」、その東側にフォッサマグナや度々噴火を繰り返してきた”焼岳”などがあります。この為、脆弱な地質構造を持ち、しかも3,000m級の高山が連なる北アルプスからは、多雨・多雪地帯という気象要因もあり、流域の各所で荒廃が進み、降雨の度に急峻な地形より生産された膨大な土砂が絶え間なく生産、流出しています。
 このような中で松本砂防事務所としては、環境との調和に配慮しつつ、保全対象地域にお住まいの方々や、当地に訪れる観光客の皆様を災害から守り、安全で・安心できる豊かな地域づくりに貢献するよう一層のコスト縮減や環境に配慮しつつ砂防事業の促進を図っていきたいと考えています。
  新年にあたり、松本砂防事務所職員一同、気持ちも新たに地域の方々のお声をお聞きし、環境との調和にも配慮しつつ、安全で安心して暮らせる美しい地域づくりを目指し、砂防事業に取り組んでまいる所存ですので、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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