アルプスSABO NEWS

Date:
2009/11/25
姫川監督官工区の11月安全パトロールを実施しました!
 平成21年11月19日(木)9:30〜15:30にかけて姫川監督官工区の安全パトロールを実施しました。
 パトロールは、上越労働基準監督署から関口地方産業安全専門官、事務所から神野事務所長、安中総務課長を加えた11名で実施しました。
 現在、姫川監督官工区では5件の工事を契約しており、全ての工事で降雪前の完成を目指して鋭意施工中です。今回パトロールを実施した箇所は、中股第3号砂防えん堤資材運搬道路工事、小滝第1号砂防えん堤工事、大所第2号砂防えん堤補修工事、姫川水系葛葉山腹工法面工工事の4箇所でした。
 パトロール実施後、姫川監督官詰所において反省会を行い、パトロール結果について各自から報告をしてもらい、各現場の安全管理に役立ててもらいました。
 関口地方産業安全専門官からは以下の指摘等がありました。
@上越管内における10月末現在の労働災害発生件数は63件(対前年比−9件)、死亡事故2件(対前年比−1件)である。
A事故原因は、転落・墜落17件、挟まれ9件、追突6件、激突6件の順で、やはり転落・墜落が一番多い。
B積雪期となることから、足下が悪くなるので転倒事故に十分注意をして欲しい。
C4現場をパトロールして気付いた点は以下のとおりで、施工もあと少しなので十分対策等を講じて無事故で完成を向かえて欲しい。
 @.ワイヤー・チェーンの今月の点検色は「赤」なので、今一度各現場にある物を点検 して赤のテープを巻くことを徹底すること。
 A.通路の確保が曖昧な現場があるので明確に確保するとともに、通路が高い箇所に設 けてある箇所は転落防止措置を講じること。
 B.細かな仮設資材や工事材料が高い位置に仮置きされている現場があったので、落下 対策の徹底を図ること。
 C.溶接用のケーブルや器具が水中に没し感電の危険性がある現場があったので、地上 部に配線すること。また、絶縁被覆の損傷がないか日々点検すること。
 D.法面工事用の配管やケーブルはまとめ、通路幅を確保すること。また、親綱が常に 濡れている事は強度低下をまねくので、濡れない対策を講じること。
 E.6月から足場に関わる労働安全衛生規則が改正されているが、一部に不備が見られ る現場があったので改善を図ること。
 神野事務所長からは以下の点について徹底を図るよう話がありました。
@各現場の作業員の方の健康管理に十分留意するとともに、作業の際の足下に注意をして欲しい。
A現場内及び林道で雪崩の危険性がある箇所には、雪崩危険表示看板を設置して注意喚起をして欲しい。
Bもう少し各現場の資材・仮設材の置き場について整理整頓をして欲しい。
 最後に、各工事とも残すところあと1ヶ月程度であることから、本日の指摘事項について改善を図り、気象情報をこまめに入手して無事故・無災害で工事を完了することを確認して全日程を終了しました。
中股資材運搬道路工事で本日の作業について説明を受ける様子
葛葉山腹工箇所の法面工事の様子
反省会の様子
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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