アルプスSABO NEWS

Date:
2009/11/24
上高地が閉山しました
  今年も11月15日に実行委員会主催で第12回上高地閉山式が河童橋の袂で行われました。
  閉山式が行われた15日の上高地の天候は曇りで、風も強く、寒い日だったのですが、山小屋や旅館などの関係者と観光客約200名の方々が参加しました。閉山式ではまず、山の恵みと冬山登山の安全を祈願する神事が行われました。そして、河童橋の上で御神酒の鏡割りが行われ、その御神酒で梓川が清められました。その後、御神酒はこの日上高地を訪れていた観光客や登山客に振る舞われました。
  閉山式の実行委員長の田川和夫さん(上高地旅館組合長)は挨拶の中で、「今年は5月の落石や新型インフルエンザ、天候不順な夏があったが、秋のシルバーウィークのおかげで多くの方々に来て頂いた。来年はこそは穏やかな年であって欲しい」と述べられました。
  松本市安曇支所によれば、今シーズンの上高地を訪れた観光客は約125万人で、昨年より約15%少なかったそうです。来年はより良い年であることを期待したいと思います。
  閉山式を終えてしばらくすると、河童橋周辺には霰が降り出しました。上高地はこれから春まで長い冬の眠りに入りますが、一方でこの地域での私どもの本格的な工事が始まることになります。厳しい環境下での工事ですが、工事に従事される方々はくれぐれも安全には気をつけて頂きたいと思います。
閉山式を待つ観光客
挨拶をされる田川実行委員長
閉山式を終え霰降る上高地
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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