アルプスSABO NEWS

Date:
2009/07/01
平成21年度 姫川地区工事安全協議会総会を行いました!
 平成21年6月30日(火)14:00〜15:30にかけて平成21年度姫川地区工事安全協議会総会を姫川出張所災害対策室で実施しました。
 姫川地区協議会は、松本砂防事務所工事安全協議会の下部組織で、姫川流域の姫川出張所と建設監督官が担当する工事請負者と主任監督員等で構成され、総会開催は毎年、事務所の総会後(今年は6月26日(金))に行っています。事務所総会で確認された活動方針をより具体化して工事の円滑な遂行や無事故・無災害で工事を進めるための取り組みを工事関係者で確認するために行われているもので、今年は18名が参加しました。
 最初に谷口姫川地区協議会長(姫川出張所長)より「平成20年度には姫川出張所管内で2件の労働災害が発生した。2件とも冬期で、夕方に発生した事故であった。どちらもちょっと気が緩んだ時に起きた事故であり、ヒューマンエラーが原因と考えられる。平成21年度は各現場でヒヤリハットの取り組みを徹底し、無事故・無災害で工事を完了するように共に取り組んで行きたい。」と挨拶を述べました。 次に幹事会社2社から「砂防工事は厳しい地形条件下で実施することとなるが、工事関係者一丸となって無事故・無災害で工事を完了するよう微力ながら尽力して行きたい。」との挨拶がありました。
 続いて、会員自己紹介と担当現場の紹介が行われ、契約済み10現場の工事概要、進捗状況、PRしたい点等について説明して頂きました。10現場の状況は、現場完了済み1工事、工事一時中止1工事、準備工段階2工事、仮設施工中1工事、本格施工中5工事で、進捗率に差があることが確認できました。また、創意工夫の取り組み、現場内を通過した土石流の発生前後の状況写真、無人化施工、資機材運搬に使用する林道通行時の安全対策、締切内への流水噴出の原因と対策など、各現場で取り組まれている内容やトピックスにつて資料に基づき説明してもらいました。その後、平成21年度の活動方針(案)の提案・協議が行われ了承されました。
 最後に、平成20年度に発生した3件の事故が全て姫川地区であったことを重く受け止め、今年度は無事故で工事を完了させるため以下の内容で意志統一を行い、無事故・無災害を誓いました。
@現場は大変整理整頓がされているが、現場内を細かくチェックすると事故に繋がる要因が多く見受けられる事を具体例を上げて指摘!
A安全巡視員による日々の点検だけでなく、工事に携わる者全員が安全施工に対する意識を持ち、ヒヤリハットの取り組みの観点から現場の安全点検を実施!
B相模事務所安全協議会副会長の言葉を肝に命じて!
 ・定着させよう「安全文化」とは、組織と個人が一体となり、高い安全意識を持つこと!
 ・つみ取ろう職場の危険とは、自分自身の身辺のこと!
 ・安全確保は義務であり、安全第一は人間第一である!
C松本労基署中川次長の講話より
 ・危険洗い出しの徹底!
 ・事後措置的な対応はダメ!危険予知の徹底を!
 ・熱中症は14h〜16hが多い!
 ・事故は作業員の入場初日、二日目に起きる可能性が高い!
D労働災害により死亡或いは重度障害となられた被災者本人や遺族・家族の被災後の生活実態と肉声レポート(安全スタッフ別冊付録より)
総会の様子@
総会の様子A
総会で使用した資料
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