アルプスSABO NEWS

Date:
2009/05/21
姫川流域の平成21年度事業実施箇所等の現地調査を実施しました!
 平成21年5月20日(水)8:30〜17:00にかけて姫川流域の平成21年度事業実施箇所並びに平成22年度事業要求箇所の現地調査を職員7名(事務副所長、技術副所長、工務課長、工務係長、姫川出張所長、姫川技術係長、姫川監督官)で実施しました。当日は五月晴れで、現地調査には最適な一日でした。
 現地調査を実施した目的は@平成21年度事業実施箇所の工事発注や施工にあたって現地特性など留意すべき点等の確認、A平成22年度事業要求箇所の妥当性、地形・地質状況、要求手順等の確認のためで、図面と現地を比較しながら実施しました。
 姫川流域の事業費は松本砂防事務所が事業を実施している3流域(梓川流域・高瀬川流域、姫川流域)の中で最も多いことから調査対象箇所も多くなったため、当日の工程はとても過密となりましたが、中股川、小滝川、大所川、葛葉山腹工、葛葉護岸、浦川(金山沢)、浦川本川、松川(姫川大出護岸)について調査を行いました。
 今回の調査により目的を達成することができたとともに、姫川流域は糸魚川・静岡構造線(フォッサマグナ)が連なる一体に位置しているため、各支川の上流域には崩壊しやすい斜面や不安定土砂の堆積、地すべり箇所が多く存在しており、ひとたび局地的豪雨(ゲリラ豪雨)に見舞われれば土石流・地すべりが発生して土砂災害が発生する可能性が高いことを再確認しました。そして、姫川流域の安全・安心な暮らしを守れるため、平成7年7月に発生した姫川豪雨災害を二度と繰り返さないようにするため着実に事業を推進していく必要性を改めて認識しました。なお、事業を進めるにあたっては、地域との連携(関係機関との調整や住民との対話)を忘れず、自然環境との調和や建設コストの縮減に努めていきます。
大所川・大所第11号下流砂防えん堤施工箇所(糸魚川市大所地先)
姫川本川・葛葉護岸事業箇所(糸魚川市大所地先)
松川・姫川大出護岸事業箇所(白馬村北城地先)
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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