アルプスSABO NEWS

Date:
2009/03/05
魚伊羅津川渓流再生工工事において『第2回工事円滑化推進会議』を実施!!
  平成21年3月4日(水)PM1:30より松本砂防事務所梓川出張所において魚伊羅津川渓流再生工工事を受注している(株)高宮組との間において魚伊羅津川渓流再生工工事、第2回『工事円滑化推進会議』を実施しました。
  『工事円滑化推進会議』は、近年、一般競争入札への導入に伴う品質確保や工事実施における円滑性が課題となり、総合評価方式の全面実施や工事実施の円滑性の観点から平成20年度当初には、『土木工事条件明示の手引き(案)』、『土木工事設計図書の照査ガイドライン(案)』、『工事一時中止に係るガイドライン(案)』、『土木設計変更ガイドライン(案)』(以下「4点セット」という)の改訂や新規に策定してきています。このような中で工事の安全確保、工事の設計意図の継承・責任範囲の明確化等の観点から発注者と受注者等コミュニケ−ションの充実が必要不可欠であることから、この4点セットの確実な活用を図っていくために『工事の円滑化推進会議』を設置し試行的に実施しているものです。
  工事の実施にあたっては、入札・契約前に『工事設計審査・施工条件検討部会』を設置し『土木工事条件明示の手引き(案)』にて発注に対しての条件明示の適否をチェックします。入札契約にて請負者が決定してからは、『照査結果検討部会』を設置し設計図・内訳書・特記仕様書・現地等の照査・確認を請負者が『土木工事設計図書の照査ガイドライン(案)』に基づき実施し問題点や課題について相談窓口などを通じてワンデーレスポンスを実施しながら問題解決をしていくというものです。
  今回が2回目となる『工事の円滑化推進会議』は、工事の進捗に伴っての精算変更するにあたり、『設計変更等検討部会』を設置し発注者・請負者において打ち合わせを実施したものです。
  会議には、請負者と官側より副所長、工務課長、主任監督員、監督員らが参加して実施しました。
  円滑化推進会議では、第1回の『工事の円滑化推進会議』で議論していた@湧水処理としての水替工の実施にあたり潜水ポンプの設置箇所、容量、常時か作業時かをどのように精算変更するのかと、Aコンクリート養生について練炭養生かジェットヒーターのどちらでの精算変更にするかなどを議論しました。
  @については、実態調査した湧水量の測定結果に基づく容量、日数を設計変更で計上する。常時か作業時かの問題については、今回、流路工での魚道が主たる工事で縦断勾配もあり自然排水も出来る事と排水量が2吋と少量でもある事より作業時排水で対応出来るという判断で作業時排水での変更とする事となりました。Aについては、本局と議論中でもある事より現場は、ジェットヒーター養生であるが全国的な問題の事でもあり、今回は、標準積算である練炭養生にて精算変更する事となりました。
  今後、このような工事円滑化推進会議を他工事においても実施し、工事が円滑に進捗・完成するよう努力していきたいと思っています。  
第2回『工事の円滑化推進会議』の様子
第2回『工事の円滑化推進会議』の様子
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