アルプスSABO NEWS

Date:
2009/02/20
白骨温泉『随通し』崩壊対策について実務者会議を実施!!
  平成21年2月18日(水)、松本市安曇支所において白骨温泉にある「随通し」において斜面の崩落が著しい為,今後、雨水や融雪水が斜面を浸食し崩落を助長し県道及び市道にも影響しかねない事より、これ以上の斜面崩落を抑制するための対策等についての実務者会議を松本市安曇支所にて実施しました。
  会議には、松本市域の行政機関である国土交通省松本砂防事務所、環境省松本自然環境事務所、長野県松本建設事務所、文化庁担当の松本市教育課、松本市計画課、松本市建設課の職員13名が出席し行いました。
  松本市役所計画課長の司会のもとで話し合われ松本砂防事務所として崩落が続いている「随通し」についての状況や経緯を説明するとともに崩壊及び浸食が顕著な箇所においては、砂防施設点検用道路として利用し必要なところで、現在、通行不能となっている事もあり対策を検討しているものです。合わせて崩落面の浸食を抑制できる雨水、融雪水対策を兼ね合わせた軽微な施設を検討したので、各行政機関にもお計りし、迅速な対応が出来るよう打ち合わせしました。
  会議の結果としては、本箇所は、随通しの上下流が砂防指定地となっており、上部が県道と市道が走っているもので道路管理者が長野県と松本市になります。又、中部山岳国立公園内に位置するとともに温泉地の「白骨温泉の噴湯丘と球状石灰石」は特別天然記念物にも指定されているところでもあり、各機関それぞれの法的な使命もある中で崩壊が継続していることもあり各機関が危機感を共有し、対応方針を各機関がどのようにしていくべきかを持ち帰って、松本市の方に報告し、進めていくことになりました。
  今後、各行政機関の了解のもと、地元にもお話しし、地域も了解を得た後に対応していく事となりました。
『随通し』崩壊対策について実務者会議の様子
『随通し』崩壊対策について実務者会議の様子
『随通し』崩壊対策について実務者会議の様子
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