アルプスSABO NEWS

Date:
2009/02/18
松本砂防事務所と奈川地区(旧奈川村)の皆さんと意見交換会を実施!!
  平成21年2月17日(火)PM2:00〜4:15にかけて奈川文化センター夢の森において松本砂防事務所と奈川地区(旧奈川村)の皆さんと意見交換会を実施しました。
  最初に神野松本砂防事務所長の挨拶のあと奈川地区の各地区代表の皆さんと松本市役所及び松本砂防事務所職員約25名が出席し意見交換会を実施しました。
  会議では、松本砂防事務所より平成20・21年度の事業概要及び過去の地元要望に対しての対応と今後の危機管理などについてパワーポイントを用いて説明をしました。
  その後、各地区代表の方々より意見を伺いました。意見では、次のような意見が出されました。
@野麦峠流路工を施工して頂き安全となり感謝している。川浦〜保平の間で流路工の無いところがあり、だいぶん荒れている。木も相当、出水の際に流れているので対策をして欲しい。
A野麦峠山腹工の実施して頂いた上流部にも同様に崩壊して危険な箇所がある。地権者の協力が難しいとは聞いているが進めて欲しい。
B栃洞沢が今年度で完成と言うことで感謝している。治山との調整もしながら砂防事業を実施していると言うが調整がつかなくてと言う話しも聞く。何とか地域の願いが進展するような調整をお願いしたい。
C寄合渡の下流の県道のところで河床が高くなって危険な箇所があるので河床を下げてほしい。又、川の中に立木が多く流水の阻害になっているので切って欲しい。
D崩壊が著しく危険な箇所がある。又、県道の護岸が壊れた箇所があるので何とかして欲しい。
E小さい沢だがいくつもの崩壊が見られ危険な箇所があるので対策して欲しい。
F黒川の方の川は河床が上がったり下がったりしていて手が入ってなく、しかも川の中に多くの木もあり危険だと思っている。何とかして欲しい。
G黒川渡下流で流路工の無いところがあり危険と思っているので整備して欲しい。
H山間部の防災対策を進めて頂き感謝している。その中で濁沢という沢には小さい堰堤(治山)が入っているが堰堤が壊れており、下流にある頭首工も灌漑水として利用している大事な施設だが使用できなくなっており困っている。長野県松本地方事務所に補修をお願いしていたが3年経過しての答えが砂防指定地(県砂防)になっており出来ないと言ってきた。行政が連携しながらと言うならば何とかして欲しい。
I過去、この地域の川に行けばイワナがたくさん釣れた。砂防施設を作って頂きありがたいが魚の隠れる場所が無くなった。魚も少なくなったように思える。金原砂防堰堤では魚が遡上出来なくなっている。魚道の整備をして頂きたい。
など、地域の方々よりたくさんの意見を頂きました。
  意見の中には、松本砂防事務所で出来る事、出来ないこと、長野県、松本市にて実施すべきものもあり林野庁や長野県、松本市などの行政機関とも連携・調整を迅速に行いながら進めていく必要性などについて説明しました。
  今後もこのように各地域との意見交換会も実施しながら地域の安全・安心としての整備はもとより、地域の発展にも資する砂防事業となるよう地域の皆さんとの意見を聞く場を作っていきたいと思っていますのでご指導、ご協力をお願いします。
  
松本砂防事務所長の挨拶の様子
松本砂防事務所の事業概要の説明の様子
奈川地区との意見交換会の様子
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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