アルプスSABO NEWS

Date:
2009/02/12
松本砂防事務所(第11回)工事安全対策研究発表会を開催!!
  平成21年2月10日(火)PM1:00〜5:15にかけて大町市のサンアルプス大町において松本砂防事務所(第11回)工事安全対策研究発表会を開催しました。
  この工事安全対策研究発表会は、平成8年12月6日に発生した蒲原沢災害によって、工事現場における安全対策のあり方が大きくクロ−ズアップされ、各工事現場でさまざまな安全対策が取り組まれるようになりました。
  こうした背景から、松本砂防事務所工事安全対策協議会では、建設労働災害の根絶を目指し、各工事現場で取り組んだ安全対策に関する研究発表会を開催し、砂防工事等の現場における安全対策や創意工夫などについて学べる情報の共有の場として行うようになりました。
  平成10年度に第一回を開催し、今回で11回目の開催となり約200名が参加しました。
  本年度の応募論文は36編で、平成21年1月23日に一次選考会を実施し、事前に発表論文7編を選んで頂きました。又、会場の前には、ポスターセッションも同時に行い、創意工夫した事例などの紹介し、出席者による投票により表彰も実施しました。
  発表会は、7編の各論文の熱心な発表及び質疑応答に引き続き、松本砂防事務所の品質確保課長より報告と言う事で現在、実施している一般競争入札における技術提案などの提出において気づいた事や留意点などの説明のあと選考委員長の佐久間北陸技術事務所長より成績発表がありました。又、大町労働基準監督署長の小林正茂氏より、各発表への講評をいただいたあと、各発表者への表彰を行いました。
 表彰についての審査については、大町労働基準監督署長 小林正茂氏、新建新聞社新建JOHO編集担当 綿貫芳文氏、砂防フロンティア研究所長 田畑茂清氏、長野県砂防課長 栗原淳一氏、北陸地方整備局企画部技術調整管理官の矢田弘氏、北陸技術事務所長 佐久間 満氏、(社)北陸建設弘済会企画部長 青木義男氏、神野事務所長の8名の方に審査して頂きました。審査の結果は下記のとおりとなりました。
◆ポスターセッションの部
第一位 39票 (株)傳刀組 金山沢渓岸工工事     老野裕介氏
第二位 30票 金森建設(株)平川渓流再生工工事    佐藤俊一氏
第三位 25票 松本土建(株)釜ヶ淵えん堤斜面対策工事 関 武志氏
◆論文の部
(最優秀賞)
 「金山沢渓岸工工事における安全対策について」  (株)傳刀組  老野裕介氏
 
(優秀賞)
 「濁沢砂防堰堤における土石流安全対策について」   金森建設(株) 岡村史生氏
 「鹿島川砂防林護岸工事における安全対策について」金森建設(株) 大前博之氏

(発表特別賞)
 「霞沢資材運搬路補修工事における落石事故について」 松本土建(株) 熊谷 久氏

(入選)
 「中股第3号砂防えん堤資材運搬道路工事における安全対策ついて」創和ジャステック建設(株) 中村豊司氏

(奨励賞)
 「葛葉山腹工法面工その2工事におけるの安全対策について」(株)守谷商会 杉田祐亮氏
 「地すべり対策工事における安全対策について」 (株)今井工務店 橋本行生氏
 「葛葉第2号上流床固工補修工事における安全対策について」 (株)北野 細野寛和氏
 「釜ヶ淵えん堤斜面対策工事における安全対策について」 松本土建(株) 関武志氏
 「大所第11号下流砂防えん堤その2工事における安全対策について」 (株)笠原建設 安田収司氏

  以上の10名の方が受賞されたました。受賞されました皆様、おめでとうございました。今後もこの安全施工管理研究発表会での発表や、その他論文などを参考に、今後もさらに工事の安全に努め、より良い社会資本整備に努めていきたいと考えています。
第11回工事安全対策研究発表会のポスタ-セッションの様子
第11回工事安全対策研究発表会の様子
第11回工事安全対策研究発表会の表彰式の様子
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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