アルプスSABO NEWS

Date:
2008/12/08
十三回忌となる蒲原沢土石流災害の慰霊祭を実施!!
  平成20年11月6日(土)、AM10:30に12年前の痛ましい土石流災害当時を思い浮かばせるような雪の舞う寒い中、松本砂防事務所安全対策協議会の役員と姫川地区・姫川監督官地区の現場代理人等や松本砂防事務所職員で、亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに二度とこのような災害を繰り返さない事を誓い献花と慰霊をしました。
  蒲原沢災害は、平成8年12月6日蒲原沢において姫川合流地点から上流約2.7kmの地点で発生した土砂崩壊が引き金となり土石流が発生し,蒲原沢を流れ落ち、姫川まで流れ込んだ土石流において、災害復旧工事に携わっていた松本砂防事務所(旧松本砂防工事事務所)、中信森林管理署(旧松本営林署)、長野県の工事作業員の方が巻き込まれて14名の方が亡くなるという災害が発生しました。
  慰霊祭は、当地域の発展のため、亡くなられた14人の方々の御霊に哀悼の誠を捧げるとともに、とこしえに安らかなることを祈念し、併せて災害の教訓を風化させることなく後世に伝えこの地域の発展を念願して建立された、慰霊碑の前で行なわれました。今年が災害より十三回忌になり、最初に全員で黙祷し、松本砂防事務所安全対策協議会長、松本砂防事務所安全対策協議会副会長、当時の北陸地方建設局長、当時の松本砂防事務所姫川出張所長の順に献花、焼香の後、一人ひとりが亡くなられた14人の方々の御霊に哀悼の誠を捧げました。
  この災害を教訓に二度とこのような災害に遭わないよう、流域特性の把握と工事関係者への周知、土石流発生の予知・予測手法の開発、警戒・避難体制のあり方を研究・追求するとともに、危険な箇所においても有人施工と同様な品質、規格、機能を追求しての無人化施工技術の開発にも努めてきているところです。尚一層の安全管理の徹底を図り安全・安心な地域となるよう一丸となり取り組みますので御理解をお願いします。
13回忌となる蒲原沢土石流災害の慰霊祭
13回忌となる蒲原沢土石流災害の慰霊祭
13回忌となる蒲原沢土石流災害の慰霊祭
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