アルプスSABO NEWS

Date:
2008/11/19
平成20年度一級水系根知川流域直轄砂防事業促進期成同盟会総会が開催されました!
 平成20年11月18日(火)16:00〜17:00、根知川地区公民館において平成20年度一級水系根知川流域砂防事業促進期成同盟会総会が開催されました。
 本期成同盟会は、昭和62年に設立された伝統ある会で、根知川流域に関係する糸魚川市、小谷村、根知川流域の沿川住民代表で組織されており、会長は歴代、糸魚川市長が努めています。
 松本砂防事務所からは、神野事務所長と伏木監督官が出席しました。
 米田糸魚川市長は会長として以下のとおり挨拶をされました。
@近年、集中豪雨により土砂災害が全国で頻繁に発生しているが、根知川流域でも記憶に新しいところでは昭和57年に土砂流出により床下浸水や橋梁損壊の被害を受けている。
Aしかし、昭和63年から根知川流域の支川である中股川で直轄砂防事業が着手され、砂防えん堤等が設置されてきたことにより、平成7年の姫川豪雨の際には被害は無かった。
B正しく砂防施設が土砂災害を未然に防いだもので、中股川上流域には未だに流出してくる土砂が多く存在しているため、引き続き直轄事業の推進を国交省にお願いして行かなければならない。
C会員の皆さんも砂防事業の必要性を流域の方々に広めて頂きたい。
 所用のため欠席された小川和雄新潟県議会議員様からは「安全・安心な生活を守るためには、中股川での直轄砂防事業は必要であり、皆様と共に推進に向けて頑張って行きたい。」との祝電が届いており披露されました。
 次に議事の審議に移り、全ての議案が満場一致で承認され、新役員を選出して総会は無事閉会しました。
【新役員】 
 会 長 糸魚川市長 米田  徹
 副会長 小谷村長  小林 三郎
 副会長 根知地区建設期成同盟会長 渡邉 闡壽
 監 事 戸土地区代表 赤野 菊生
 監 事 根小屋区長 金澤 昭三
 続いて神野事務所長が「根知川流域の直轄砂防事業について」と題して講演を行いました。講演では、松本砂防事務所の事業概要(管内・予算)、姫川流域の概要、根知川での過去の災害、浦川の金山沢で過去に発生した土石流の動画、新規に計画している中股第3号砂防えん堤の概要等についてパワーポイントを利用して説明を行いました。講演を終えるにあたって神野事務所長は、姫川流域は糸魚川・静岡構造線が走っており非常に脆弱な地質構造となっているため、土砂災害が起こりやすい流域です。流域の皆様の安全・安心を守るため今後とも計画的な事業の推進を進めて参りますので、引き続き皆様のご理解とご協力をお願いしますと述べて講演を終えました。
会長として挨拶をされる米田糸魚川市長
講演を始める神野事務所長
講演の様子
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