アルプスSABO NEWS

Date:
2008/11/13
平成20年度 第2回 松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』を開催!!
  平成20年11月13日(木)AM10:00〜PM0:00にかけて松本市役所東別棟会議室において今年度に入って二度目となる松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』を開催しました。
  松本市域行政機関連絡会議の構成メンバ−は、松本市域において執務している国・県・松本市の各機関が円滑に事業、業務が行われるよう意見交換会を実施しているものです。構成は、松本砂防事務所、環境省松本自然環境事務所、林野庁中信森林管理署、長野県自然保護課、松本地方事務所、松本建設事務所、松本市の各部署から代表が出席して意見交換を実施しました。
  最初に松本市丸山建設部長の挨拶の後、@上高地上流部の環境保全について、A観光客の安全確保、危機管理体制こついて、B上高地公園線と支川の管理体制について、C上高地公園線の冬季閉鎖中の安全確保について、Dその他について活発な意見交換を実施しました。  @Aについてでは、攪乱の河川だからこそ繁茂していると言われている化粧柳などの保全と上流域から流出する土砂等の抑制及び河道上昇の抑制対策について議論し、自然環境をそのまま守るだけならば上高地に人を入れないと言う事になり、人を入れながら公共施設や生命・財産を護るとなれば防災対策が必要となる。これらを満足しながら対策するとなれば国民及び地域の合意形成が必要となるので、これらの対応について今後、検討していくことになりました。
  Bについては、今年、8月に発生した中千丈沢、八右衛門沢からの土砂流出による上高地公園線の河道閉塞による土砂除去の経緯と対応についての説明と今後、普通河川としての位置づけ、砂防法、道路法の中での管理体制についても話し合いました。
  又、Cについては、冬季閉鎖中の上高地においてご来光やトレッキング目的で軽装での観光客が入山している。雪崩等の危険もあるので、全面通行止めと言う事の周知と入山しても自己責任であることの自覚を促す目的で、この協議会名で看板を上げたり釜トンネルの照明を落として軽装者の入山者を少なくする工夫などが提案されました。
  この他にも松本自然環境事務所より、今年になって猿が人慣れして交通事故に遭っているケースが何件か発生した。道路に猿の横断に注意など啓発する看板を立てて欲しいなどとした意見も出されました。
  今後もこのような『実務者会議』を実施しながら各機関の事業を円滑、迅速に進め国民の負託に応えていきたいと考えていますのでご理解をお願いします。
松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』の様子
松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』の様子
松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』の様子
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