アルプスSABO NEWS

Date:
2008/10/29
平成20年度 第1回中部ブロックA 現場技術研修会を開催!!
  平成20年10月28日(火)AM10:00〜PM3:00にかけて松本砂防事務所、千曲川河川事務所、高田河川国道事務所の近隣事務所を中部ブロックAとしたH20になってはじめてとなる第1回現場技術研修会を当事務所の姫川出張所並びに金山沢渓岸工工事現場において実施しました。
  この現場技術研修会は、出張所係長を中心とした若手職員を対象に北陸地方整備局管内を近隣事務所を7つのブロックに分けて実施しているもので色々な技術の伝承や現場技術力の向上を図ることを目的に実施しているものです。
  午前中は、今年になって第1回目ということで姫川出張所に研修生、外部支援者、当事務所若手職員、内部支援者など12名が集まり『無人化施工における施工管理の留意点について』と題して行われました。
  最初に幹事の高田河川国道事務所の糸魚川出張所の丸山技術係長の司会のもとで始まり内部支援者の松本砂防事務所副所長(技術)より松本砂防事務所管内の地形、地質、気象条件を説明するとともに蒲原沢土石流災害を受けて砂防工事の安全対策として、『何が変わったのか?』と管内の各事務所で施工されている『無人化施工技術』の紹介をしました。
  その後、外部支援者に委嘱している創和ジャスティック建設(株)中嶋勝美氏により無人化施工における施工管理の手法と留意点などについて説明がありました。
  河川工事や道路工事を担当している職員にとっては、砂防工事の安全対策として取り組んでいる無人化施工技術については、はじめての体験なのか皆、興味津々に聞き入っていました。中には、無人バックホゥによる掘削は、有人施工と比較して作業効率はどうかと言うような具体的な質問もありました。
  午後は、明治44年(1911年)に1億5千m3もの大崩壊を起こし本川の姫川を堰き止め大きな被害があり、今もなお爪痕が残っている浦川の金山沢の施工現場に移動して施工状況などを見学しました。
  現場では、現場代理人より工事の概要や無人化施工としての取り組み状況などの説明を聞き、無人バックホゥの掘削状況を見学しました。
  今回の研修会では、劣悪な施工箇所で作業に従事している砂防事業が作業員の安全確保を考えて実施している無人化施工技術に関しての経緯や工事に対しての施工管理技術を学ぶ機会となりました。又、実際に監督・検査のポイントを習得したり、研修生相互の現場技術力を高める良き機会になったのではと思っています。
  今後も年度内にあと4回(計5回)の現場技術研修会を予定しており、このような機会を通じて各事務所間の情報の共有と技術的な伝承を図る機会としていきたいと考えています。
無人化施工に関する概要と施工管理手法等の説明の様子
無人化施工を実施している金山沢の工事現場の全景
工事現場で無人バックホゥで掘削している状況
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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