アルプスSABO NEWS

Date:
2008/10/14
紅葉時期となり姫川流域の施工状況把握調査を実施!!
   平成20年10月7日(火)、来月ともなると降雪もチラホラ見られる時期になることもあり施工中の工事が円滑に進捗しているか、又、問題がないかなどを把握するために姫川流域の管内を姫川出張所長、姫川建設監督官に副所長(技術)も加わり三人で施工状況把握調査を実施しました。
 午前中、浦川で施工中の金山沢渓岸工工事→浦川砂防えん堤群補修工事→姫川資材運搬道路補修他工事を見て回りました。金山沢渓岸工工事では、着手後に土石流が発生し無人化施工で工事を実施しているものの対応・処理に時間がかかった事と護岸を施工するための道路兼作業ヤ−ド敷きにおいて土質が悪く法面勾配が設計勾配で掘削できないため緩く掘削すると無人化施工の作業ヤ−ド敷きが確保できない問題が発生して工程が遅れていました。この為、無人化施工に使用するラフテレ−ンクレ−ンを作業半径の大きく取れる大型クレ−ンに変更しての施工方法の検討と3ヶ年国債での発注であるので今年度施工分の掘削が早期に完了して護岸の無人化施工が次年度工事に手戻りとならないまで完了できるよう施工方法について、請負者に検討を促しました。
 又、浦川砂防えん堤群補修工事、姫川資材運搬道路補修他工事では、土石流の発生する箇所でもあり上流の
金山沢渓岸工工事で土石流監視ワイヤ−センサ−や監視員を配置しているので情報を共有し連携して安全に対処するよう促しました。
 午後は、大所第11号下流砂防えん堤その2工事の現場に行き、天災不可抗力による損害を幾度も遭遇し今年度分の完成が危ぶまれましたが順調に工事が進捗しておりホットしました。
 その後、葛葉下流第1号帯工工事、葛葉第2号上流床固工補修工事見て回り葛葉下流第1号帯工工事では、工事の為に上流法面からの落石の安全対策用に実施していた落石防護柵が落石により倒壊し、その前面となる護岸の補修が危険となることより対応について苦慮していましたが、安全な箇所から施工する無人化施工の検討を請負者に促しました。
 今回のような施工状況把握調査を高瀬川流域、梓川流域でも実施し、降雪前に雪崩等の危険がある箇所においては、事務所、監督員、請負者との意見交換しながら工事が円滑に完成するよう努力していきたいと考えています。
金山沢渓岸工工事の施工状況
大所第11号下流砂防えん堤その2工事の施工状況
葛葉下流第1号帯工工事の施工状況
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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