アルプスSABO NEWS

Date:
2008/10/10
姫川砂防事務所・白馬村・小谷村・松本砂防事務所合同現地視察・勉強会を実施しました!
 平成20年10月9日(木)10:30〜17:15にかけて姫川砂防事務所(長野県)、白馬村、小谷村、松本砂防事務所合同による管内現場視察・勉強会が開催されました。
 本現地視察・勉強会は、白馬村及び小谷村管内で実施している砂防事業に携わる行政担当者が集まって、お互いの事業内容の把握と情報交換を行う目的で実施されており、今回で5回目となります。
 当日は、姫川砂防事務所で実施されている事業実施箇所4箇所(湯原第4号砂防堰堤、栂池地すべり対策工、倉下地すべり対策工、中沢砂防堰堤)を視察し、16時30分からは白馬村会議室で勉強会を実施しました。
 参加者は全体で18名で、小谷村村長、白馬村副村長、姫川砂防事務所長にも参加して頂きました。
 最初に視察した小谷村湯原地区の湯原第4号砂防堰堤は平成7年7月に発生した姫川豪雨を契機に整備が進められた堰堤で、右岸側に地すべりブロックを抱える箇所での施工であり、大変苦労しているとの説明がありました。
 小谷村栂池地区の地すべり対策は栂池スキー場上部のゲレンデ内で実施されており、地すべり規模は幅600m×長さ1300mで、現在も年間20cm程度の動きがあり、融雪期に顕著な動きを示すとの説明がありました。
 白馬村倉下地区の地すべり対策事業は平成19年度で完了しており、排水トンネル内から排水ボーリングを実施して地下水の排水が行われている状況を間近で確認してきました。
 最後の白馬村中沢地区では、新規堰堤の施工が進められている状況を確認してきました。
 勉強会では、砂防事業継続実施にあたっては費用対効果(B/C)が重要であること、土石流危険区域の指定、地元要望等について学習及び意見交換を行いました。
 最後に来年度は松本砂防事務所が事務局を担当して開催することや事務系職員にも参加を促すことを確認して全日程を終了しました。
湯原第4号砂防堰堤について説明を受けている様子
栂池スキー場内で実施されている地すべり対策工事
勉強会の様子
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


アルプスSABO NEWS一覧へもどる