アルプスSABO NEWS

Date:
2008/08/29
NPO梓川流域を守る会が上高地での土砂流出被害を受けて要望に来所!!
  平成20年8月28日(木)梓川流域の中の住民で構成している『梓川流域を守る会』の皆さんが松本砂防事務所を訪れ8/14、8/19と続いての豪雨による県道上高地線の土砂流出による被災及び通行止めを受けて安全・安心となるよう対策の要望に来所されました。
  最初に守る会の理事長の藤澤繁雄理事長より挨拶のあと来所されたそれぞれの地域の代表の方、13名の自己紹介、要望の説明がありました。
  理事長からは、8/14の豪雨の際に機敏に河道閉塞していた不安定土砂を取り除き水の道を確保した松本砂防事務所に感謝の意を表明されるとともにその後にも中千丈沢からの土砂流出により中千丈橋が閉塞し県道上高地線の道路上まで被害を受けているので対策の要望がありました。
  又、八右衛門沢においても多量の土砂流出があり県道上高地線にかかる橋梁の橋桁下約1m弱まで土砂が堆積して次回の出水の際には、間違いなく橋梁が被災し大きな被害が予想されるので国の機関として早急に対応して欲しいとした要望も出されました。
  上高地は中部山岳国立公園特別保護地区に指定されていると共に文化庁の特別名勝・特別天然記念物として指定されている箇所でもあり一日、多い日で登山者、観光客が8,000人くらいの人が訪れており、災害の際には、昭和54年の豪雨の時に約3,000人が孤立状態になるなどの被害があったように一つの町が孤立すると同様な事態になりかねないので早急に対応を要望されたものです。
  当事務所しては、県道上高地線は、道路管理者の長野県、河川的には、普通河川となる河川管理者である松本市、土地所有者の林野庁や環境省と連携・協議をして対応していく旨の回答をしました。
  松本砂防事務所としては、緊急的な対応、恒久的対策も含めてこれらの関係機関と連携・協議を進めていくとともに松本市域行政機関連絡会議も確立されているところより、これらの会議なども通じて対応を協議していきたいと考えています。
NPO梓川流域を守る会の要望の様子
NPO梓川流域を守る会の要望の様子
NPO梓川流域を守る会の理事長の挨拶
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