アルプスSABO NEWS

Date:
2008/08/06
活火山”焼岳”の現地調査を実施!!
  平成20年8月6日(水)に昨年の9月に実施しました「焼岳現地調査」を今年も継続実施しました。
  今回の実施した目的は、「焼岳火山噴火緊急減災対策」に係る火砕流到達範囲の現地確認及び対策検討の意見交換会を目的に調査登山を開催したものです。
  参加したのは、中部地方整備局、松本砂防事務所、神通川水系砂防事務所、長野県、岐阜県、長野県松本建設事務所、岐阜県古川土木事務所及び神通川水系砂防事務所のキャンプ砂防に参加している学生も含めて計25名です。
  上高地の田代橋にAM8:30に集合して当事務所の施工した上々堀沢を見ながら焼岳を登りました。上々堀沢では、底面水抜きスクリーンえん堤とワイヤネット工との併用しての流出土砂の捕捉効果などを松本砂防事務所が他機関の方に説明しました。
  上山の時は天候も良く途中休み休み上々堀沢や上堀沢のガーリー浸食の様子などを身近に見ながら大崩壊と流出土砂の多さに驚きながら上山しました。焼岳小屋には、AM11:00頃に到着し、その後、展望台を横切り標高2,260mの所まで来たところ松本砂防の松本の靴底のゴムが二つとも剥がれ、筋肉が突っ張り、ふくらはぎがけいれんを起こしたこともあり一緒に登った同僚の適切な助言もあり恥ずかしながら、頂上まで後暫くとなっていましたが断念して松本砂防班は、中ノ湯方面より下山予定でしたが元の道の上々堀沢の方より下山し無事にPM2:45頃に上高地に到着しました。
  日頃の運動不足と使用していない山登りなどに必要な筋肉の日頃の鍛錬を怠っていたことに対して恥じるとともに頂上の到着を断念して一緒に下山してくれた二人の職員に対して感謝しています。
  又、頂上までには到着出来なかったものの松本砂防事務所が砂防施設を整備してある上々堀沢や上堀沢の崩壊状況や流出土砂の多さを間近に見ることが出来、勉強になりました。
底面水抜きスクリーンえん堤とワイヤネット工箇所での説明の様子
登山道横までに崩壊が迫っている上々堀沢の大崩壊の様子
残念ながら最後の登頂を断念せざるわ得なかった活火山"焼岳"
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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