アルプスSABO NEWS

Date:
2008/07/22
平成20年度 第1回 松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』を開催!!
  平成20年7月22日(火)PM1:30〜PM3:00にかけて松本市役所本庁4F会議室において今年度に入ってはじめてとなる松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』を実施しました。
  松本市域行政機関連絡会議の構成メンバ−は、松本市域において執務している国・県・松本市の各機関が円滑に事業、業務が行われるよう意見交換会を実施しているものです。国土交通省からは、松本砂防事務所、環境省からは、松本自然環境事務所のほか林野庁中信森林管理署、長野県自然保護課、松本地方事務所、松本建設事務所、松本市の各部署から出席して意見交換を実施しました。
  最初に松本市計画課長の丸山悦男氏より平成19年度の経過報告があった後に各部署より平成20年度の事業についての説明がありました。
  当事務所からは、梓川本川帯工及び五千尺ネット設置工事、釜ヶ淵えん堤斜面対策工事と徳本峠に通じる島々谷資材運搬道路他工事の概要を説明するとともに昨年、活火山”焼岳”において異常が見られるとの地域からの通報で問題となり気象庁、神通川水系砂防事務所、松本砂防事務所で連携して整備済みのCCTVカメラ画像、弱震計のほか、新たに空震計を設置し、これらのデータを気象庁の持っている情報とも情報共有し地域に火山情報として発表できるよう気象庁の火山監視・情報センターと情報の共有化を進めていることなどの情報提供を行いました。
  他機関からは、上高地での梓川の河床上昇により新村橋下流にある林野庁で架けたと思われる仮橋の流下能力が不足してきている事と両サイドの河岸決壊したりしておりトイレの管理や燃料運搬にも利用されている大事な橋だが通行が厳しくなっているので、どのように維持管理していったらよいか教示願いたい等の意見も出されました。これについては、中信森林管理署において河床掘削の予定があるとした話もありました。
  この他、年間約150万人も訪れる自然環境豊かな景勝地であるが反面、防災上の観点も忘れてはいけないので環境省、国土交通省、林野庁、県、市が連携しながら対処していくことも大事である。しかし、各省の協議には多くの時間を要しているので早く回答を得て必要な工事を速やかに実施しかければ、地域及び観光客、登山者の生命、財産を護ることも出来ないし、作業員の安全確保できる時期に工事も出来ない。これらの問題を解決するには、上高地の厳しい厳冬期では出来る工事には、制約があるので速やかに協議が成立し、工事を実施できるよう配慮をお願いしたいと言う意見も松本砂防事務所から出しました。
  今後もこのような『実務者会議』を実施しながら各機関の事業が円滑、迅速に行われ国民の負託に応えていきたいと考えています。
松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』の様子
松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』の様子
松本市域行政機関連絡会議『実務者会議』の様子
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