アルプスSABO NEWS

Date:
2008/06/26
岩手・宮城内陸地震に派遣されていた緊急災害対策派遣隊員の活動報告会を実施!!
  平成20年6月14日(土)〜20日(金)にかけて岩手・宮城内陸地震に土砂災害危険箇所等の点検の為に派遣されていた緊急災害対策派遣隊員(TEC-FORCE)の活動報告会をPM4:00〜PM5:00にかけて実施しました。
  今回の派遣された松本砂防事務所のTEC-FORCEは、5名で岩手・宮城内陸地震により岩手県、宮城県内各地でがけ崩れ等の土砂災害が発生し、被害が生じています。  このような事から今後も余震や、梅雨期の降雨等により新たにがけ崩れ等の土砂災害発生の危険性が高いことから、早急に人命等に影響を及ぼすおそれのある土砂災害危険箇所等を点検し、2次災害防止に役立てることを目的として、点検したものです。
  支援チームは、国土交通省関係TEC-FORCE 61名、県関係41名、土木研究所、砂防地すべり技術センタ−6名など約120名 29班により震度5強のあった地域の11市町村において土石流危険渓流、がけ崩れや地すべり等の土砂災害の恐れがある箇所のうち、現地に立ち入りが可能な2,771箇所の点検を実施し応急対応が必要があるとされるAランクの箇所が20箇所ありました。
  今回、緊急災害対策派遣隊の派遣は、H20.5.22に松本砂防事務所の職員6名に辞令交付されて間もない派遣となりましたが予め緊急災害対策派遣隊員が決められていたことより災害当日に迅速に派遣することができました。
  報告会では、隊員が現地において活動した土石流危険渓流、がけ崩れや地すべり等の土砂災害の恐れがある箇所の点検内容などをパワ−ポイントにより説明がありました。
  派遣後の反省では、局、事務所と現地との情報の共有を図るために携帯電話で行っていたが写真などの情報量には限界もあるため、モバイルパソコンによる情報共有化を図れるようにしておくべきである。派遣業務に必要な機材はもとより隊員の健康管理もより重要なので救急箱が必需であることなどの反省点を述べられました。
  被災地では復興作業もこれから本格化していきますが今回、派遣された隊員の調査結果が微力ながらも復興の助けとなれば幸いです。
緊急災害対策派遣隊員の活動報告会の様子
緊急災害対策派遣隊員の活動報告会の様子
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