アルプスSABO NEWS

Date:
2008/06/11
土砂災害防止月間 糸魚川市管内土砂災害危険箇所合同巡視を実施!
 平成20年6月11日(水)のAM10:30〜PM3:00にかけて姫川建設監督官が工事監督を担当する管内となる糸魚川市管内の土砂災害危険箇所の合同巡視を行いました。
 巡視の目的は、出水期を前に関係する県・市町村と合同で土砂災害危険箇所の巡視を行い、把握することを通し防災対策の強化を図るためです。
 今回の巡視箇所は時間の関係もあり、葛葉山腹工(国)、根知川10号堰堤(県)、根知川左支川空沢川(土石流危険渓流 市)の3箇所のみとなりました。
 また、危険箇所巡視の他に45分間の学習会を開催し、@松本砂防HP「北アルプス東麓防災情報」の紹介と活用促進、A北陸地整の災害支援体制、B中国四川大地震と日本国内及び北陸地整管内で近年発生している地震の規模・被害の比較、中国北川県唐家山せき止め湖と芋川東竹山地区せき止め湖の規模比較、天然ダムの問題点、C糸魚川市で開催される「2008火山砂防フォーラム」の紹介について話題提供を行い、情報の共有化を図りました。
 参加者は各機関の防災担当者で、全体で9名(新潟県糸魚川地域振興局3名、糸魚川市4名、松本砂防2名)でした。
 葛葉山腹工及び根知川10号堰堤箇所は集落や民家から離れた所に位置していますが、空沢川は直下流に根小屋集落があり、集中豪雨等により土石流が発生した場合に甚大な被害が予想されることから、上流域の日常的な巡視が必要であることを改めて認識しました。
 合同巡視を終えるにあたって、今月は土砂災害防止月間であることから、今回巡視出来なかった多くの土砂災害危険箇所について各機関個別に巡視を行うこと、地域住民の方に土砂災害から身を守るための啓蒙活動を実施して行くことを確認して全工程を終了しました。  
根知川左支川空沢川を巡視する様子
根知川10号堰堤施工箇所で工事説明を受ける様子
学習会の様子
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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