アルプスSABO NEWS

Date:
2008/05/20
鹿島川砂防林事業を新規に着手するにあたり起工式を実施!!
  平成20年5月19日(月)AM10:30〜AM11:45にかけて鹿島川砂防林事業の起工式を実施しました。
  高瀬川流域の鹿島川は、豊かな自然環境に恵まれている反面、地形、地質、気象条件の厳しい条件化にあり、土砂災害等の受けやすい地域であります。
  この為、梅雨及び台風等の出水の度に土石流を発生するなどして田畑や周辺の集落に甚大な被害をもたらしてきました。
  このように、美しい景観を形成している北アルプスから流出してくる土砂による災害が懸念されることから、地元皆様からの強い要望も受けて上流域の環境の保全と下流域の安全を確保するために、砂防計画を見直し、鹿島川中流域を遊砂地として、延長約5km、川幅約350mにある渓畔林を砂防林として活用して、上流からの流出土砂を補足して土砂災害防止・軽減を目的とした鹿島川砂防林事業を実施することになったものです。
  今回、平成19年度の補正予算により鹿島川砂防林護岸工事が発注され金森建設(株)が受注し、この事業がはじめて着手する事になったので関係者約60名が出席して起工式を実施したものです。
  起工式の前には、工事を受注した金森建設(株)の主催で工事の安全と地域の安全を祈る安全祈願祭も行われました。
  起工式では、植野事務所長より事業の実施に至るまでの経過説明の式辞がありました。又、国土交通省河川局砂防部長の代理として久津摩砂防管理室長と牛越大町市長が挨拶され、下条みつ衆議院議員と腰原長野県副知事の祝辞も行われました。起工式の終了後、関係者で北アルプスから一気に流下して不安定土砂が膨大に堆積している丸山砂防堰堤の上流部を見学し地域の皆さん共に、事業の必要性について確認しあいました。
  鹿島砂防林事業の実施にあたり、先祖伝来の貴重な用地を提供していただいた皆様や関係各機関の皆様に感謝するとともに本事業の早期完成を目指して頑張っていきたいと思っていますのでご支援、ご協力をお願いします。
植野事務所長の式辞の様子
砂防部長代理の久津摩砂防管理室長の挨拶の様子
下条みつ衆議院議員の祝辞の様子
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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