アルプスＳＡＢＯ　ＮＥＷＳ

　本日15時より松本砂防事務所内で、「松本砂防事務所講演会」が行われました。

　講演会の内容は、松本砂防スペシャルエンジニア（以降MSSE）代表の林数一さんの講演と、その後MSSEと松本砂防事務所職員とで砂防についての意見交換会です。
　
　MSSEの林さんは、「松本砂防昭和30年代を主とした施工技術の変革～砂防の歴史と今、そして明日（平成20年度土砂災害防止推進の集いテーマ）～」と題した講演を行い、松本砂防事務所のあゆみや土砂災害の歴史などのお話のあと、昭和30年代に作られた砂防えん堤の貴重な写真をもとに、砂防技術や砂防えん堤の構造変遷などのお話をいただきました。
　講演の最後に、林さんは白馬村松川南股の床固工魚道を例に「山の中で砂防事業を行うのも必要だが、地域に近いところで砂防事業を行うのも大切。地域の人々と一緒に砂防事業をしていかないといけない。」と話されていました。

　その後の意見交換会では、釜ヶ渕えん堤の補修などについて意見をいただき、今後の松本砂防事務所事業の参考となる意見を聞くことができました。