アルプスSABO NEWS

Date:
2008/02/19
横なぐりの雪が吹雪く厳冬期の上高地を現地調査!!
  国土交通省松本砂防事務所では、上高地で流出してくる土砂や河床にある不安定土砂の再移動防止の為に帯工や護岸工事を閉山となった11月中旬から翌年の3月までの厳寒期に実施しているものですが、今年は、工事の公募したが公募してくる建設会社がなく財務省と繰越申請協議を進め、この度、繰越承認がおりたので現在、再度公募中のものです。
  このような中で現在、上高地がどのようになっているかH20.2.14(金)に現地調査をしてきました。
  当日は、風も強く横なぐりの吹雪の中で五千尺、明神橋、下白沢などを見てきました。現在、中信森林管理署と環境省において下白沢の治山工事と河童橋付近にあるトイレの改修工事が厳冬期で体感気温が−10℃以上あるのではと思われ、しかも積雪1m以上ある中で、上高地の明神橋、下白沢までの長い距離を除雪しながら工事が行われていました。
  松本砂防事務所の工事も公募する社がゼロを受けて過去3ヶ年の工事の歩掛りや生コン単価などを細部にわたり解析し改善もして公募しているものです。
  平成20年度も上高地のこのすばらしい自然環境を後世に伝えていくためにも自然環境を守りながら林野庁、環境省とも連携して事業を進めていきたいと考えています。
雪に埋もれる河童橋の状況
雪の中で治山工事が進められている下白沢の様子
厳冬期の焼岳監督官詰め所の状況
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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